NY外為:ユーロが対ドルで2週間ぶり安値-スペイン懸念で

ニューヨーク外国為替相場ではユー ロがドルに対し2週間ぶり安値に下落。スペイン債が下落したほか、同 国中央銀行が経済は今四半期もマイナス成長になったもようだと発表し たことで、ユーロ圏の債務危機をめぐる不安が高まった。

ユーロは対円では7営業日続落。ドイツやオランダ、フィンランド の財務相は、域内の救済基金は銀行の資本増強に関して役割が限定され るべきだとの考えを示した。ドルと円は主要通貨に対して上昇。世界的 に見て金融政策による成長回復は順調にいかないとの見方から、安全資 産とみられるドルへの需要が高まった。スウェーデン・クローナは値下 がり。消費者信頼感が予想以上に低下したことが嫌気された。

RBSセキュリティーズの為替ストラテジスト、ブライアン・キム 氏(コネティカット州スタンフォード在勤)は「ユーロに重しとなって いるこうしたニュースは、大きな約束がなされたときに直面する実行リ スクと関連している」と指摘した。

ニューヨーク時間午後5時現在、ユーロは対ドルで前日比0.2%安 の1ユーロ=1.2873ドルと、12日以来の安値。対円では0.3%下げて100 円08銭。過去7営業日の下落率は3.1%となった。円は対ドルで0.1%上 昇の1ドル=77円75銭。

ユーロの見通し

カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース (CIBC)のジェレミー・ストレッチ氏は、ユーロが対ドルで下値支 持線の200日移動平均(現在1.2827ドル)を割り込んだ場合、1.2740ド ルに向けて下げが進む可能性があると分析した。

スウェーデン・クローナは主要16通貨の大半に対して値下がり。こ の日発表された9月の消費者信頼感指数は2と、前月の5.4から低下し た。ブルームバーグが実施したエコノミスト調査では5が見込まれてい た。

クローナは0.3%安の1ドル=6.5911クローナ。7-9月(第3四 半期)入りしてからは対ドル5%高で、主要通貨の中で最大の上げとな っている。

ブラジル・レアルは4営業日続落。政府が通貨高阻止を目指し措置 を講じる可能性があるとの新聞報道が手掛かりとなった。レアル は0.3%安の1ドル=2.0307レアル。一時2.0361レアルと、6日以来の 安値を付けた。

スペイン債

欧州債市場ではスペイン国債が下落。10年債利回りは18日以来で初 めて6%を超えた。

CIBCのストレッチ氏は「市場はスペイン発のネガティブなニュ ースに反応している。センチメントが不安定になり、ユーロに下押し圧 力がかかっている」と述べた。

ドイツのショイブレ財務相とオランダのデヤーヘル財務相、フィン ランドのウルピライネン財務相は25日、フィンランド財務省が配布した 共同声明で、銀行の資本増強について、「まず民間資本、次いで各国の 公的資金を使い、ESMは最後の手段としてのみ活用するといった基本 的な順序に従った手法で行われるべきだ」と指摘した。

原題:Euro Falls to Two-Week Low on Spain Growth Concern; Krona Drops(抜粋)

--取材協力:Kristine Aquino、Nikolaj Gammeltoft、Cecile Vannucci、Emma Charlton.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE