スペイン債利回り急上昇-銀行救済で各国負担増を求める声で

26日の欧州債市場ではスペイン国債 が下落、10年債利回りは約8週間ぶりの大幅上昇となった。ドイツとオ ランダ、フィンランドは銀行の資本増強において各国政府の負担を増や すべきだとの考えを示した。

イタリアとアイルランドの国債も軟調。ドイツとオランダ、フィン ランドの財務相らは25日遅くに、恒久的救済基金の欧州安定化メカニズ ム(ESM)は銀行の資本増強に関して「最後の手段としてのみ」活用 されるべきだとの考えを示した。スペインのカタルーニャ自治州首相が 同日に自治権拡大を求めて州議会選挙の前倒し実施を決めたことも同国 債への重しとなった。

ドイツ政府がこの日実施した10年債入札で応札額が目標を下回った ものの、既発のドイツ国債相場は上昇した。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)の債券ストラテジス ト、リチャード・マクガイア氏は「悪いニュースが次から次へと出てく る」と述べ、ESMに関する声明は「スペインが自国の銀行救済で抱え 込む負担を軽くできるかどうか、見通しを不安にさせる」と続けた。

ロンドン時間午後4時6分現在、スペイン10年債利回りは前日比32 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.06%。上昇幅は8 月2日以来で最大。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格は この日、2.225下げ98.47。

ドイツ10年債利回りは前日比13bp低下し1.46%。一時は14bp低 下し、先月2日以降で最大の下げとなった。

イタリア10年債利回りは10bp上昇の5.20%。2020年10月償還のア イルランド国債の利回りは13bp上げ5.17%。

原題:Spanish Bonds Slide on Call for Bank Bailout Limits; Bunds Gain(抜粋)

--取材協力:Brian Parkin、Dara Doyle.

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