米カーギルCEO:穀物相場高騰でも食料は不足しない

米国の農産物供給大手カーギルのグ レッグ・ページ会長兼最高経営責任者(CEO)は、同国が過去56年間 で最悪の干ばつに見舞われ穀物価格が高騰したことにより、農家が2013 年の生産を増やすとの見通しを示した。

ページ氏(61)は25日、ニューヨークのブルームバーグ本社でイン タビューに応じ「価格については歯ぎしりするほど、ひどく悔しく不安 もあるが、プラスの面は、それが世界の供給国が来年の食料生産を強化 する兆しであるということだ」と指摘。「全ての人々にとって十分なカ ロリーとタンパク質を生産することが目標であるなら、価格はプラス要 因になり得る」と述べた。

ページ氏によると、今年の世界の食料生産はカロリーで換算して年 初時点の予想を2%下回る可能性が高い。世界最大のトウモロコシ生 産・輸出国である米国の生産見通しが引き下げられたため、シカゴの先 物価格は8月10日、過去最高値の1ブッシェル当たり8.49ドルに達し た。米国の干ばつに迅速に対応し、特にブラジルなど南米諸国が収穫高 を増やす可能性があると同氏はみている。

ページ氏は、価格が生産コストを上回っていることが作付け拡大の インセンティブになっていると指摘。トウモロコシ先物2013年12月限は 現在、12年12月限の1ブッシェル当たり7.40ドルを1ドル以上下回る水 準で取引されている。同氏は「この相場水準なら大量の穀物を栽培する ことができる」と述べた。

原題:Cargill Says Grain Rally Means No Food Shortage: Commodities(抜粋)

--取材協力:Jeff Wilson.

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