スペイン:利回り6%超、首相は高止まりなら救済要請と発言

スペインの10年国債利回りは26日、 大幅上昇となり再び6%を超えた。首都マドリードでは緊縮策に抗議す るデモが2日目を迎えようとしている。

スペイン10年債利回りは欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が国 債購入方針を示す前の水準に近づいた。ラホイ首相は米紙ウォールスト リート・ジャーナル(WSJ)に、借り入れコストが高過ぎる状態が続 く場合は「100%」の確率で救済を要請すると語った。首相府は発言を 確認した。

市場の信頼回復を目指す首相の取り組みは25日、新たな打撃を受け た。最大の州であるカタルーニャのマス州首相は同日、「地域自決」を 目指し州選挙の前倒しを決めた。失業率が25%に達する不況の中で記録 的な規模の財政引き締めにスペイン国民の理解を得ることも難しい。

コメルツ銀行の債券ストラテジスト、ミヒャエル・ライスター氏 (ロンドン在勤)は、「スペインからの悪いニュースの流れには勢いが ついてきている」として、「抗議行動も圧力だが、最大の脅威は地方を めぐるニュースだ」と話した。

マドリード時間午後5時55分現在のスペイン10年債利回りは前日 比32ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の6.06%。

25日遅くには何千人もの市民が歳出削減と増税に抗議して議会を取 り囲んだ。アナーキスト系労組のCNTは今夜もデモ参加を呼び掛けて いる。

野党・社会労働党のルバルカバ書記長は26日議会で、「スペインは どんどんラホイ首相の手の中から滑り落ちつつある」として、「スペイ ンには明らかにひびが入っているが、社会のひびが最も心配だ」と述べ た。

原題:Spanish Bonds Slump as Marchers Plan Second Night of Protest (2)(抜粋)

--取材協力:Jennifer M. Freedman、Ben Sills、David Tweed、Gregory Viscusi.

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