今日の国内市況(9月25日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反発、その他製品や不動産、建設高い-配当権利取り下支え

東京株式相場は反発。アナリストの間で強気のセクター判断を確認 する動きがあった不動産、建設株が高く、その他製品や金属製品、銀行 株も堅調だった。世界的な金融緩和による過剰流動性相場への期待感が 底流にあるほか、きょうは上期末の権利付き最終売買日で、配当取りの 動きも下支え役を果たした。

TOPIX の終値は前日比3.98ポイント(0.5%)高の757.66、日 経平均株価は22円25銭(0.3%)高の9091円54銭。

三井住友トラスト・アセットマネジメントの三沢淳一株式運用部長 は、日本銀行が前週表明した追加金融緩和は時期がサプライズだったも のの、「内容はもう一段踏み込んだものを期待していた。円高が進む 中、市場では日銀の追加緩和への期待値が残っている」と指摘した。

●超長期債が上昇、売られ過ぎの反動で買い-先物144円台で高値警戒

債券市場では超長期債相場が上昇。これまで売られ過ぎた反動で買 いが膨らんだとの指摘があった。半面、先物は朝方に約3週間ぶり に144円台に乗せた後、高値警戒感からの売りに押された。

みずほ証券の三浦哲也チーフマーケットアナリストは、超長期債は 売られ過ぎの反動で買いが優勢だと説明した。UBS証券の伊藤篤シニ ア債券ストラテジストは、米国で30年債や10年債の利回りが量的緩和第 3弾(QE3)前の水準に戻り、インフレ懸念を背景としたベア・ステ ィープ(傾斜)化の流れが落ち着いてきたと指摘。日本でもこれまでの 長短金利差の拡大を修正する動きになっていると述べた。

現物債市場で20年物の140回債利回りは前日比1ベーシスポイン ト(bp)低い1.65%で取引を開始。新発20年債利回りとしては12日以来の 低水準を付けた。午後1時40分ごろには1.655%を付けたが、2時50分 前後から再び1.65%に低下した。30年物の37回債利回りは1bp低 い1.90%と13日以来の水準に低下。前週20日には1.95%と、4月6日以 来の高水準を付けていた。

●円一段高、対ドル77円後半で1週間ぶり高値-世界景気の先行き懸念

東京外国為替市場では、午後の取引で円が一段高となり、対ドルで は1ドル=77円台後半で、約1週間ぶりの高値を更新した。欧州を中心 とした世界景気の減速懸念を背景に、リスク回避に伴う円買い圧力が強 まった。

ドル・円相場は午前9時すぎに77円91銭を付けたあと、円がじりじ りと水準を切り上げ、午後には一時77円75銭と、14日以来の円高値を付 けた。午後3時20分現在は77円77銭付近で取引されている。また、ユー ロ・円相場も午後の取引で円買いが活発化し、一時は1ユーロ=100 円24銭と、13日以来の水準までユーロ安・円高が進んでいる。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、欧州の経済をけ ん引してきたドイツにユーロ圏内の景気後退の影響が出てきていると指 摘。その上で、欧州が足を引っ張る形で世界景気全体が悪くなる可能性 が高くなってきたとし、再びユーロ売り圧力がかかり、「消去法的に円 が買われる」展開になりやすいとみている。

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