米社債保証コスト上昇、世界の成長懸念で-CDS取引

25日のクレジット・デフォルト・ス ワップ(CDS)市場では、米企業の社債保証コストが上昇。欧米の政 策担当者による債務危機封じ込めと景気刺激策が遅れている可能性が示 唆された。

ブルームバーグの集計によれば、北米企業の信用リスクの指標であ るマークイットCDX北米投資適格指数のスプレッドは、ニューヨーク 時間午後5時36分(日本時間26日午前6時36分)現在、4.2ベーシスポ イント(bp、1bp=0.01%)上昇の102.6bp。

スペインのサエンスデサンタマリタ副首相は同国が救済要請の是非 を決めるには、欧州中央銀行(ECB)が計画している国債購入がどの くらいの規模になるかを知る必要があると発言。同国政府が25日実施し た入札で、3カ月物証券の平均落札利回りは1.203%。8月28日の前回 入札時は0.946%だった。

フィラデルフィア連銀のプロッサー総裁は米連邦公開市場委員会 (FOMC)が13日に発表した新たな債券購入計画が成長や雇用を押し 上げる公算は小さいとの認識を示した。欧州債務危機や弱い米経済成長 への対応の遅れで、企業の債務返済が一段と困難となり、債券保有者の リスクが増大しかねない。

モルガン・スタンレーの米高利回り債戦略責任者、アダム・リッチ モンド氏(ニューヨーク在勤)はCDS指数について、信用市場が量的 緩和第3弾(QE3)から大きな恩恵を受けているのはほぼ間違いない とした上で、「ただ、ここ1週間は利益確定の売りと材料を消化する動 きが出ており、それがスプレッド上昇につながっている」と説明した。

原題:U.S. Company Credit-Default Swaps Rise on Global Growth Concern(抜粋)

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