ブラジル株:ボベスパは反落-利益に対する懸念で銀行株安い

25日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が11週間ぶりの大幅安。ブラジル政府が市中銀行に消費 者の借り入れコストを抑制するよう圧力をかけていることから、銀行業 界の利益が損なわれるとの懸念が強まり、ブラデスコ銀行を中心に銀行 株が売られた。

ブラデスコ銀行は6.6%下落。同行は24日、クレジットカードの金 利を半分に引き下げることを明らかにした。生産高でブラジル2位の鉄 鋼会社ウジミナスは8.5%値下がりし、2008年11月以来の大幅安。ゴー ルドマン・サックス・グループが投資判断を「バイ」から「ホールド」 相当に引き下げたことが響いた。ナシオナル製鉄(コンパニア・シデル ルジカ・ナシオナル、CSN)は8.8%下落。同社はドイツの鉄鋼メー カー、ティッセンクルップのリオデジャネイロ州の製鉄所買収で交渉し ていると、事情に詳しい関係者1人が匿名で明らかにした。

ボベスパ指数は前日比2.3%安の60501.10と、7月10日以降で最大 の下げ。指数構成銘柄のうち下落が53銘柄、上昇は13銘柄。通貨レアル はサンパウロ時間午後5時43分(日本時間26日午前5時43分)現 在、0.2%安の1ドル=2.0301レアル。

証券会社クレア・コレトラのアナリスト、フェルナンド・ゴンエス 氏(サンパウロ在勤)は電話インタビューで、「政府は銀行にローン金 利を引き下げるよう圧力を加え続けており、銀行株が相場を押し下げ た」と指摘。「ボベスパ指数の基調は上向きだが、今日は一部の大手企 業に関するニュースが指数を圧迫した」と述べた。

原題:Bovespa Declines as Bradesco Tumbles on Borrowing Cost Outlook(抜粋)

--取材協力:Julia Leite.

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