【個別銘柄】ファナック安い、スズキや石炭関連上昇、日本調剤は急落

きょうの日本株市場で、価格変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

ファナック(6954):前日比3.4%安の1万3000円。野村証券は24 日、投資判断を「買い」から「中立」に、目標株価を1万4500円から1 万3500円に引き下げた。ファクトリーオートメーション(FA)事業の 主要顧客である中国の工作機械需要が一段と減速するとして、13年3月 期の連結営業利益予想を従来の2290億円から2160億円に減額。株価が相 対的に堅調であったことから短期的には株価の上昇余地は乏しくなった との見方を示した。

電力株:四国電力(9507)が2.3%安の849円、北陸電力(9505) が1.7%安の953円など。原子力規制委員会の田中俊一委員長がインタビ ューで、再稼働に向けた原子力発電所の安全性判断に関し「規制委の判 断基準として安全評価(ストレステスト)を採用しない」と述べ、今 後10カ月以内に定める新たな安全基準に基づいて判断する方針を示し た、と共同通信が24日夜に報道。四国電の伊方原発3号機などは再稼働 時期が一段と不透明になった、と同通信は伝えた。

スズキ(7269):4.9%高の1534円。マルチ・スズキ・インディア のマーケティング責任者が、為替相場変動などに対応するため1週間以 内に値上げする可能性があると話した、とインドのPTI通信が24日に 伝えた。これに関連し、アジェイ・セス最高財務責任者(CFO)はブ ルームバーグとの電話取材で、きょうの会合で値上げを検討すると述べ た。

帝人(3401):4.4%高の190円。大八木成男社長兼最高経営責任者 (CEO)はアムステルダムでブルームバーグ・ニュースのインタビュ ーに応じ、タイヤや防弾チョッキで使われる耐熱性素材の需要に対応す るため、「アラミド繊維」の生産能力を増強する計画を明らかにした。 利益率も高く、同繊維は重要な戦略的分野だと強調した。

石炭関連:三井松島産業(1518)が3.6%高の115円、太平洋興発 (8835)が2.9%高の71円、住石ホールディングス(1514)が4.4%高 の71円。政府が環境への負荷の大きさから難しくなっていた石炭火力発 電所の新増設を認める検討に入る、と25日付の日本経済新聞朝刊が報じ た。

川崎重工業(7012):1.8%安の166円。ジェフリーズ証券が24日、 投資判断を「買い」から「ホールド」に、目標株価を260円から180円に 引き下げた。中国の油圧ショベル需要の弱さを反映し、精密機械事業の 利益が減少する見込みとして、13年3月期連結営業利益予想を594億円 から477億円に減額した。

三菱地所(8802):1.8%高の1511円。クレディ・スイス証券は25 日、投資判断を「中立」から「アウトパフォーム」に、目標株価を1300 円から1650円に引き上げた。東京の公示地価上昇や丸の内での成約、新 規募集賃料の上昇を予想し、13年3月期の連結営業利益予想を従来 の1349億円から1359億円に増額した。

海運:川崎汽船(9107)が2.9%安の101円、商船三井(9104) が2.5%安の195円。SMBC日興証券は24日、北米東岸向け運賃の急反 落や欧州航路運賃の持続的下落を理由に、コンテナ運賃の弱含み基調が やや強まるとの見方を示した。

建機:コマツ(6301)が1%安の1551円、日立建機(6305)が1% 安の1287円。米キャタピラーは24日、15年の1株当たり利益見通しのレ ンジを従来の15-20ドルから12-18ドルに引き下げた。

三菱電機(6503):1.7%安の620円。これまで未定としていた4- 9月期配当について、前期実績を1円下回る5円を見込む、と24日に発 表した。期末配当は引き続き未定としている。

エイチ・ツー・オー リテイリング(8242):2.2%高の886円。シ ティグループ証券は24日、目標株価を870円から1200円に引き上げた。 旗艦店改築プロジェクトがことし秋に終了し、営業利益が今後3年で3 倍になるとの見通しを示した。13年3月期連結営業利益予想を114億円 から119億円に増額した。

日本調剤(3341):9%安の2280円。大量出店に伴う人員不足など で既存店の売上高が計画を下回ったほか、医薬品製造販売事業でもグル ープ外への販売が当初見込みを下回っていることから、4-9月期連結 営業利益は従来予想を70%下振れ、前年同期比78%減の6億5800万円に なる見通し、と24日に発表した。

エー・ピーカンパニー(3175):東証マザーズ市場に新規株式公開 (IPO)し、終値は3740円。初値は公開価格(2350円)比41%高 の3305円だった。同社は、地鶏料理の「塚田農場」など居酒屋店舗を展 開。地鶏の生産や漁師との直接取引などにより中間流通コストを削減 し、低価格・新鮮商品の提供を売りとしている。13年3月期の連結売上 高は前期比35%増の112億円、営業利益は同57%増の6億5100万円を計 画している。

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