市場の談合、禁固刑導入し年内に罰則強化を-バルニエ欧州委員

欧州連合(EU)の行政執行機関で ある欧州委員会のバルニエ委員(域内市場・金融サービス担当)は24 日、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)不正操作の不祥事を受け、 欧州議会は談合を図った市場関係者に対する罰則強化を年内に実施すべ きだと指摘した。罰則には禁固刑も含めるべきだと主張している。

バルニエ委員はEU議員で構成する小委員会で、金利の指標につい て談合を図る銀行業界の慣行は、罰則強化が重要なことを示すものだと 述べた。また欧州委のアルムニア委員(競争政策担当)は、EU当局は LIBOR設定について銀行とブローカーの両方による違反容疑につい て調査していると証言した。

バルニエ委員は「自主規制ないし現状維持は絶対にあり得ない」と 述べた。

英銀バークレイズが6月、LIBORの不正操作を認めたことで、 LIBORの信頼は揺らいだ。こうした事実の発覚をきっかけに、金融 システムの監督強化を求める動きが再燃し、当局の調査・捜査対象だっ たLIBOR問題は政治議題のトップになった。

アルムニア委員は談合調査は可能な限り早期に終了するとし、違反 が判明した場合、高額な制裁金が科されると説明した。

米商品先物取引委員会(CFTC)のゲンスラー委員長は準備され た文書で、「観察可能な実際の市場取引を裏付けとする健全な指標にな るよう、新しい指標あるいは手直しした指標を導入する時だ」と発言し た。

米金融情報サービス大手ブルームバーグ・エル・ピーのダニエル・ ドクトロフ最高経営責任者(CEO)はこの日の証言で、クレジット・ デフォルト・スワップ(CDS)を含めさまざまな金融取引上のデータ を利用した新指標を提案。同社が無償で作業すると述べた。ブルームバ ーグ・エル・ピーはブルームバーグ・ニュースの親会社。

原題:Jail for Rate Riggers May Be Enshrined in EU Law This Year (2)(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie、Aoife White.

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