「塚田農場」のAPカンパニーがマザーズ上場、初値は公開比41%高

地鶏料理「塚田農場」など居酒屋 店舗を運営するエー・ピーカンパニーが25日、東京証券取引所マザー ズ市場に新規株式公開(IPO)した。公開価格の2350円に対し買い 気配を切り上げた後、午前10時15分すぎに形成された初値は41%高 の3305円だった。その後、3415円まで上げ幅を拡大した。

同社は2001年10月に設立され、東京都港区に本社を置く。「塚田 農場」のほか、鮮魚料理がメインの「四十八漁場」など居酒屋店舗を 展開。地鶏の生産や漁師との直接取引などにより中間流通コストを削 減し、低価格・新鮮商品の提供を売りとしている。主幹事は野村証券。

13年3月期の連結業績見通しは、売上高が前期比35%増の112 億円、営業利益は同57%増の6億5100万円、1株純利益は185円66 銭を計画。公開価格から算出した予想株価収益率(PER) は13倍。

SBI証券の投資情報部の後藤多賀男課長は、「海外景気の減速懸 念が強く、主力株を手掛けづらい中、内需系で安定的に成長している ということで短期投資家を中心に選好されている」との見方を示した。 中間流通コストを削減するなど、「競合他社と差別化するビジネスモデ ルを展開しており、数年スパンでは今の収益成長ペースを継続する可 能性は十分ある」と言う。

同社は上場に際し、公募で35万株の新株を発行、オーバーアロッ トメント分を含む売り出しは27万6700株。調達資金は、外食直営店 舗の出店に関連する物件費、内装設備費の支払いの一部に充当予定。

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