エクソンとロスネフチ:北極の旧ソ連の核廃棄場所近くで掘削

旧ソ連時代に25年以上の間、核廃棄 場に使われていた北極海の一部のカラ海。米エクソンモービルと露ロス ネフチが共同で付近の海床を掘削する計画を進めていることから、環境 問題が持ち上がっている。

この地域には世界の原油供給量の5年分が埋蔵されているとの試算 がある。旧ソ連は老朽化した原子炉や放射性廃棄物1万7000コンテナ分 を廃棄したが、エクソンとロスネフチは掘削する前に汚染除去を求める 環境団体の声に耳を傾けていない。

ノルウェー放射線防護局(NRPA)によると、今週18年ぶりに発 表されるカラ海の核汚染報告では放射線レベルは「増加」していないと いう。レベルが安定していれば大きな漏えいは起きていないことにな り、掘削を中止させようという環境保護団体の主張の根拠がなくなる。

ロスネフチの広報担当者、ルスタム・カザロフ氏は電子メールで 「全ての生態と自然の保護基準は同時に満たされている」とし、ロシア の国内法に基づいて掘削の準備を進め「世界最高の技術」を使うと述べ た。

エクソンとロスネフチは今月、カラ海の水深の浅い海域で掘削する ためのプラットフォームの設計を始めることで合意した。

英国の議員団や環境保護団体は北極海を漏出のリスクから守るため に原油やガスの掘削禁止を求めている。

原題:Arctic Oil Near Soviet Toxic Waste in Exxon-Rosneft Plan: Energy(抜粋)

淡路毅 +81-3-3201-2107 tawaji@bloomberg.net

堀江広美 +81-3-3201-8913 hhorie@bloomberg.net

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