IMFのリスク高まる,危機発生以来の融資基準緩和で-独連銀

ドイツ連邦銀行(中央銀行)は、国 際通貨基金(IMF)が金融危機の発生以来、融資基準を緩めてより多 くのリスクを抱え込んだとの見解を示した。

独連銀は24日公表の月報で「世界的な金融危機が2008年、そして欧 州の債務危機が10年にそれぞれ発生して以来、IMFはかつてないほど 積極的に活動している」とし、「IMFによる金融支援に関連したリス クは著しく高まった」と指摘した。

同連銀によると、IMFが現在行っている融資の20%相当は1国に 対するもので、融資残高のうち74%相当は5カ国が対象。リスク要因悪 化によって、各国のIMFへの拠出を準備通貨として見なす扱いがいず れ疑問視される恐れがあるという。

連銀は「IMFの関与拡大の傾向と一地域への傾斜、長期プログラ ムが一段と頻繁に活用されている状況を考慮すると、集中化のリスクが 近年著しく高まった」と分析。「IMFの政策が一段と高いリスクにつ ながった場合、加盟国の拠出分はもはや流動性が高くてリスクがないと は見なされなくなるだろう。これは準備通貨としての特徴を脅かすもの だ」と論じた。

原題:Bundesbank Says IMF’s Weaker Conditionality Increases Risks(抜粋)

--取材協力:Jana Randow.

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