今日の国内市況(9月24日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株反落、中国景気減速と円高を懸念-輸出や素材、海運中心安い

東京株式相場は反落。中国の景気減速や為替の円高 に対する懸念 から、キヤノンや日産自動車など輸出関連、鉄鋼など素材関連株、海運 といった中国経済の恩恵を受けやすい業種の下げが目立った。海運は東 証1部33業種の下落率トップ。

TOPIX の終値は前週末比2.70ポイント(0.4%)安の753.68、 日経平均株価は40円71銭(0.5%)安の9069円29銭。

損保ジャパン日本興亜アセットマネジメントの角田成広シニアイン ベストメントマネジャーは、「世界全体の貿易量が低下するなど、中国 にとっての外需の弱さは同国経済の足かせとなっている」と指摘。中国 景気の底打ちは、「Ⅴ字型というよりL字型になりそう」と言う。

●債券は上昇、世界的な景気懸念で米債高・株安-長期金利0.8%割れ

債券相場は上昇。先物の中心限月が144円の大台に接近したほか、 長期金利が節目の0.8%を割り込んだ。世界経済の減速懸念を背景に、 前週末の米国市場で株安・債券高となった流れを引き継ぎ、円債市場は 買いが優勢となった。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「9月中間決算期 末を迎える週でもあり、動意は薄いなか、世界的な景気減速懸念が強ま り、円債市場は買いが優勢」と指摘、「円高圧力が強く、株価がさえな いことも追い風となっている」と説明した。また「欧州債務問題の進展 や米金融緩和策を受けて、先々週から先週に景気回復期待が強まったも のの、それだけでは十分ではないという見方のようだ」と語った。

東京先物市場で中心限月12月物 は、前週末比5銭高の143円85銭で 始まり、取引が進むにつれて上昇幅を広げた。一時は19銭高の143円99 銭まで上昇し、中心限月としては6日以来の高値をつけた。その後 は143円95銭を挟んで高値もみ合いとなり、結局、14銭高の143円94銭で 引けた。

●ユーロ下落、スペイン懸念で対円一時1週ぶり安値-ドル円78円付近

東京外国為替市場ではユーロが下落。スペインの支援問題などの行 方が依然不透明で、同国の格下げリスクも意識される中、ユーロは売り が先行する展開となった。

ユーロは対円 で一時1ユーロ=101円台を割り込み、14日以来の安 値となる100円87銭まで下落。その後いったん101円台に戻したが、上値 は重く、午後3時44分現在は100円99銭前後となっている。ユーロ・ド ル相場も1ユーロ=1.29ドル後半から一時1.2928ドルと2営業日ぶりの 水準までユーロ安が進み、同時刻現在は1.2940ドル付近で推移してい る。

ブラウン・ブラザーズ・ハリマン外国為替部の村田雅志通貨ストラ テジストは、スペインの格下げ自体はほぼマーケットに織り込まれてい るとみており、「それが新たなユーロの売り材料というよりは、むしろ 当局のセーフティーネットに対して政府がマーケットの期待通りに動か ないことへの失望だ」と指摘。「特に短期的にはユーロはずっと買い戻 しが続いてきたので、高値から売り圧力が強まるのは自然な流れだ」と 話した。

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