フォックスコン:中国工場で操業停止、従業員の争いで

台湾系の富士康科技集団(フォック スコン)は、中国・山西省太原にある工場の操業を一時的に停止した。 同工場では最大2000人の従業員の間で争いが発生し、40人が病院に搬送 されたほか、逮捕者も出た。

フォックスコンの広報担当ルイス・ウー氏(台北在勤)はブルーム バーグ・ニュースの24日の電話取材に対し、「従業員に冷静になるため の時間を与えたい」と説明。フォックスコンの郭台銘会長は同日午前5 時ごろに状況の説明を受け、争いが発生した工場での操業を停止する決 定に同意したという。ウー氏は、同工場でアップルのスマートフォン (多機能携帯電話)「iPhone(アイフォーン)5」の一部を製造 しているかどうかについては言及を避けた。同工場では7万9000人の従 業員が携帯電話などの生産工程に携わっている。

ウー氏によれば、外部に運営を委託している従業員宿舎で23日午 後11時(日本時間24日午前0時)ごろ、対立する従業員グループ間の争 いが発生し、大きな騒ぎに発展した。24日午前3時ごろに治安当局や警 察が事態を収束させたという。同氏は一部の従業員が警察に逮捕された と話したが、詳細は明らかにしなかった。

元大金控のアナリスト、ビンセント・チェン氏は「生産への影響は 軽微で、生産ロスは時間とともに解消される」と分析。「労働条件をめ ぐる問題ではなく、単に従業員間の問題なのであれば、操業継続を確実 にするため中国政府が介入する可能性はある」と述べた。

ウー氏は争いの原因について、直ちにははっきりしないとした上 で、フォックスコンが警察の捜査に協力していると説明した。状況につ いて従業員と話すため、労働組合から代表者が24日に工場に派遣される という。

原題:Foxconn Shuts Factory as Workers Injured, Arrested in Brawl (2)(抜粋)

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