ルネサス株ストップ高気配、官民が1000億円超の出資検討-東京市場

ルネサスエレクトロニクスの株価 が買い気配。産業革新機構とトヨタ自動車など製造業大手が年内に計 1000億円超を共同出資して過半数の株式取得を目指すとの報道を手掛 かりに、買い注文が殺到している。

朝方から気配値を切り上げ、前週末比80円(31%)高の336円で ストップ高買い気配となった。午後零時58分現在の売買注文差は約8 倍。筆頭株主のNEC株も同5円 (4.2%)高の124円まで買われた。

官民による1000億円超の出資検討は、22日付の日本経済新聞朝刊 が報道。政府関係者も24日、ブルームバーグ・ニュースに検討中だと 認めた。革新機構やトヨタ、パナソニック、日産自動車、ホンダ、キヤ ノンなどが出資に加わり、10月中にもルネサスの大株主や取引銀行に 提案する見通しという。

ゴールドマン・サックス証券の松橋郁夫アナリストは24日付リポ ートで株価が「短期的には報道を好感する可能性がある」とコメント。 しかしルネサスの大手顧客が主要株主になった場合、一般株主と利害が 一致しないケースもあり得る、と指摘した。ルネサスは家電や自動車に 使われる半導体部品のマイコンで、世界一のシェアを持つ。

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