米企業、エネルギー部門除くと12四半期連続の増益か-7-9月

S&P500種株価指数を構成する企 業の増益が切れ目なく続いていることが、3年間にわたる強気相場を後 押ししているが、2009年以来で最大の落ち込みとなりそうなエネルギー 企業を除けば、7-9月期も増益が続く見通しだ。

ブルームバーグが調査したアナリスト1200人余りによると、石油・ 天然ガス生産会社の利益は7-9月期に24%減と、3年ぶりの大幅な落 ち込みとなる見込み。これらの影響を除くと、S&P500種企業の利益 は、銀行とコンピューターメーカーの業績好調を背景に2.5%増とな り、12四半期連続で増加すると予想されている。

米アパッチからオキシデンタル・ペトロリアムに至るまでエネルギ ー企業の利益の減少は原油・天然ガス価格の下落を反映しており、米企 業の利益の不振が続くことを示唆するものではないとBB&Tウェル ス・マネジメントのウォルター・ヘルウィグ氏は考えている。これに対 して弱気派は、エネルギーはS&P500種を構成する業種で4番目に大 きく、その収益が景気の勢いを映し出していると主張し、投資家は利益 の減少に留意すべきだとの見方を示す。

ヘルウィグ氏は18日の電話取材で、「非常に厳しい収入環境の中 で、米企業は過去3年間よく利益を増やしてきた。株式市場全体として は、企業利益の鈍化はすでに織り込み済みだ。魅力的な企業利益と魅力 的な利益の伸びが今後も続くだろう」と語った。

14年まで年平均12%の伸びも

S&P500種は先週1460.15で終了したが、週間ベースでは0.4%安 となり、8月以来で初めて下落した。欧州連合(EU)財務相が債務危 機をめぐる懸念を払しょくできなかったことが影響した。エネルギー株 は1.8%安と、銀行に次いで2番目の下げ。ニューヨーク市場で原油相 場は6.2%安と、6月以来で最大の落ち込みを記録した。

S&P500種構成企業の利益は7-9月期に全体で2%落ち込むも のの、金融機関だけ見ると18%増と10年以来で最大の伸びとなり、ハイ テク企業も3.1%増加すると見込まれる。S&P500種の企業利益は今 年、1株当たり100ドルを初めて突破する可能性があり、14年まで年間 平均12%のペースで伸びることが予想される。

原題:U.S. Earnings Gains Masked by Energy Profit Down Most Since 2009(抜粋)

--取材協力:Wendy Soong、Chris Nagi.

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