【FRB要人発言録】QE3有効性に疑問-フィッシャー総裁

9月18日から23日までの米連邦準 備制度理事会(FRB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言 者の氏名をクリックしてください)。

<9月21日> ロックハート・アトランタ連銀総裁(アトランタで講演):雇用情勢が 改善するまで住宅ローン担保証券(MBS)の買い入れは続く。改善が 見られない場合、一段の措置が取られる可能性がある。またインフレに は細心の注意を払い、2%前後にとどめられるだろう。

<9月20日> ピアナルト・クリーブランド連銀総裁(オハイオ州で講演):(QE3 で)これらの購入による金利低下は比較的小規模にとどまり、過去の大 規模な資産購入プログラムほど経済活動を刺激しない可能性がある

コチャラコタ・ミネアポリス連銀総裁(ミシガン州アイアンウッドで講 演):米連邦公開市場委員会(FOMC)が物価安定の責務を果たし続 ける限り、失業率が5.5%を下回るまではフェデラルファンド(FF) 金利誘導目標を異例の低水準で据え置くべきだ。

ブラード・セントルイス連銀総裁(インディアナ州での講演後に記者団 に対し):米連邦公開市場委員会(FOMC)で失業率の具体的な数値 を活用することに反対だと警告してきた。

ブラード・セントルイス連銀総裁(インディアナ州で講演):2008年以 降、事態が沈静化すると共に、米実質国内総生産(GDP)が、危機前 のバブルが導いた経路とは異なる成長経路をたどっていることが一段と 明らかになった。

ロックハート・アトランタ連銀総裁(カンザスシティー連銀の会議で発 言):(8月の雇用統計は)満足のいく水準からは程遠い。現在の雇用 状況および当面の見通しが、私や他の当局者が最も気にかけていること だ。

ローゼングレン・ボストン連銀総裁(マサチューセッツ州クインシーで 講演):一部で労働市場の『傷痕』と呼ばれるような、長期の失業が労 働市場に深く染み込む状況を回避するため、より速い成長を生み出すこ とが重要だ。

<9月19日> フィッシャー・ダラス連銀総裁(ブルームバーグラジオとのインタビュ ーで):インフレ期待は急激に上昇している。大規模な資産購入の有効 性を疑問に思う。雇用に影響を与えていない。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(ブルームバーグラジオとのインタビュ ーで):住宅市場が動き出した。わたしの見方は変わっていない。当局 の大規模な資産購入の有効性を疑問視している

<9月18日> ラッカー・リッチモンド連銀総裁(ニューヨーク大学で講演):さまざ まなショックに対する米経済の調整は多様な摩擦によって妨げられてお り、その全ての経路を金融政策が相殺することは不可能だ。

ダドリー・ニューヨーク連銀総裁(ニュージャージー州フローハムパー クで講演):追加の金融緩和がなければ、成長は向こう数年間にわたり 非常に抑制された状態が続き、『大リセッション(景気後退)』以降続 く余剰生産能力を大きく吸収することができないとの結論に私は達し た。

エバンス・シカゴ連銀総裁(ミシガン州アンアーバーで講演):回復が 緩慢で脆弱(ぜいじゃく)な中で、なお大きな未利用資源があり、われ われは大きなリスクに直面している。もっと回復力のある経済が必要な ことは明らかだ。(QE3は)より緩和的な金融政策を提供するもの で、そうした回復力を獲得する上で役立つ。われわれは労働市場や経済 動向、インフレ圧力を注視していく。

フィッシャー・ダラス連銀総裁(米CNBCとのインタビューで):出 口戦略はわれわれが常に議論していることだが、到達したことはかつて ない。

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