アトランタ連銀総裁:雇用改善なければ一段の緩和の必要性も

米アトランタ連銀のロックハート総 裁は21日、米雇用市場に改善がみられない場合、金融当局は現行の住宅 ローン担保証券(MBS)購入措置にとどまらず、緩和政策を拡大する 可能性があるとの認識を示した。

同総裁はアトランタで講演し、「雇用情勢が改善するまでMBSの 買い入れは続く」とし、「改善が見られない場合、一段の措置が取られ る可能性がある。またインフレには細心の注意を払い、2%前後にとど められるだろう」と述べた。

連邦公開市場委員会(FOMC)は先週13日の会合で、期限を設け ず月額400億ドルのペースでMBSを購入する量的緩和第3弾(QE 3)を決定。ロックハート総裁は賛成票を投じた。当局は経済成長を後 押しし、8.1%で高止まりする失業率の引き下げを目指している。

ロックハート総裁は「FOMCの決意が明確に伝わっていることを 願う」と発言。「雇用市場の改善には、全般に一層力強いペースでの景 気回復が重要だ」した上で、「成長が鈍化しているほか、失業率は高止 まりし足元でその低下へ向けた進展が乏しく、失望を誘う状況にある」 と、FOMCが措置を講じる必要があった理由を説明した。

さらに、「住宅ローン金利に継続的な下押し圧力をかけ、住宅ロー ンを活用した購入拡大を促すことで、南東部をはじめ全国で販売が加速 するはずだ。住宅価格が押し上げられれば消費者信頼感も改善する」と 指摘。「政策措置はセクター独自のプラス効果をもたらし、ひいてはそ れが景気全般に波及する」と語った。

原題:Lockhart Says More Fed Easing May Be Needed If Jobs Stall (抜粋)

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