米大統領選:激戦10州のうち5州で8月の失業率が上昇

米大統領選で激戦が予想されてい る10州のうち5州で8月の失業率が上昇した。11月の大統領選投票日ま で2カ月を切っている。

労働省が21日発表した統計によると、同10州のうち、失業率が上昇 したのはウィスコンシン州とニューハンプシャー州、アイオワ州、ノー スカロライナ州、ネバダ州の5州。コロラド州、ニューメキシコ州では 失業率が低下、オハイオ州とフロリダ州、バージニア州は変わらずだっ た。この10州のうち6州で失業率は全米平均値の8.1%を下回った。

激戦州での失業率の変化は投票結果に影響を及ぼす可能性が高い。 オバマ大統領は自身の政策が景気回復に寄与したと主張しているが、共 和党のロムニー大統領候補はオバマ政権の政策により米国民の暮らしぶ りは4年前よりも悪化したと訴えている。

テキサス大学オースティン校の政治学者ブルース・ブキャナン氏 は、「ここ6カ月ほどのオバマ大統領の見方によれば、景気のトレンド は一度もネガティブになっていない。つまり米国は低成長ではあるが安 定しているとの主張を繰り返してきた」と指摘、「これがロムニー陣営 が大統領選の争点に押し上げようとしている経済問題を徐々に目立たな くしてきた」と述べた。

ウィスコンシン州の8月の失業率は7.5%と、前月の7.3%から上 昇。ニューハンプシャー州は5.7%(前月5.4%)に上昇した。アイオワ 州の失業率は5.5%と前月の5.3%から上昇した。ノースカロライナ州の 失業率は9.7%と前月の9.6%から上昇した。全米で最も失業率の高いネ バダ州は12.1%(前月12.0%)に上昇した。

オハイオ州は7.2%で3カ月変わらず。フロリダ州は8.8%と前月同 様の高水準で推移した。

原題:Jobless Rate Rises in Five of 10 U.S. Campaign Swing States (1)(抜粋)

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