海外勢が2週連続で日本株買い、QE3期待し額倍増-9月2週需給

9月第2週(10-14日)の日本株 市場で、海外投資家は2週連続で買い越したことが東京証券取引所の データで明らかになった。米金融当局による量的緩和第3弾(QE3) への期待を背景に、海外勢の買越額は前の週の2倍強に増えた。

東証が21日に発表した第2週の投資部門別売買動向によると、東 京、大阪、名古屋3市場の1・2部等合計で、海外投資家は差し引き 794億円買い越した。前の週の買越額は366億円だった。海外勢の買 いがけん引し、2週の日経平均は前週末比288円(3.2%)高の9159 円39銭と続伸。週間上昇率は5週ぶりの大きさとなった。

みずほ証券エクイティ調査部の三浦豊シニアテクニカルアナリス トは、「米国の追加金融緩和に対する期待、実際にQE3が決定された ことを受け世界的に株高基調となり、海外勢のリスクオン的な動きが 広がり、日本株買いにもつながった」と見ている。

一方、個人投資家は3週ぶりの売り越し。売越額は1706億円と、 8月2週(1792億円)以来の規模に膨らんだ。三浦氏は、「日経平均 が9000円の節目を回復し、水準感から手じまい売りが出た」と指摘。 3月の相場上昇局面で積み上がった信用取引の買い持ち高が期日を迎 え、決済売りも増えたとの認識も示した。

海外勢以外の部門別動向は、買い越しが投資信託(165億円)、信 託銀行(95億円)、その他法人等(29億円)、証券自己(1097億円)。 売り越しは事業法人(124億円)、生保・損保(153億円)、その他金融 機関(53億円)、都銀・地銀等(20億円)

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