今日の国内市況(9月21日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●日本株は反発、食品などディフェンシブ業種に買い-景況感定まらず

東京株式相場は反発。海外景気や為替動向への警戒感がくすぶる一 方、世界的な金融緩和による流動性相場への期待は続き、電力・ガスや 食料品、陸運といったディフェンシブ業種が買われた。個別では、米イ ンテルとの資本提携交渉が一部で報じられたシャープが高い。

TOPIXの終値は前日比2.57ポイント(0.3%)高の756.38、日 経平均株価は同23円2銭(0.3%)高の9110円。

大和住銀投信投資顧問の岩間星二ファンドマネジャーは、「世界的 に景気は悪いが、金融緩和の効果で株式市場は上昇する」との見方を示 唆。相対的に出遅れている業種、銘柄が買われやすい循環相場に入って おり、「足元で景気敏感株のパフォーマンスが良かったため、きょうは ディフェンシブ株が買われやすくなった」と言う。

●超長期債が上昇、高利回りで投資家の買い-民主代表選の影響限定的

債券市場では超長期債相場が上昇した。新発30年債利回りが前日に 5カ月半ぶり高水準まで達したことで、投資家などからの買いが優勢だ った。半面、相場全体では長期金利の0.8%割れに対する警戒感や国内 株高が重しとなった。

マスミューチュアル生命保険運用戦略部の嶋村哲金利統括グループ 長は「利回り曲線が傾斜化して割安感があったので、超長期債には買い が入っているようだ。一方、スワップの動きをみると、中期ゾーンが重 い印象。10年債利回りは0.8%割れを試したものの、上値が重たい展開 だ」と話した。

現物債市場で、20年物の140回債利回りは前日比1.5ベーシスポイン ト(bp)低い1.665%まで下げた後、足元では1.67%で推移してい る。30年物の37回債利回りは一時2bp低い1.92%まで下げ、その後 は1.925%。前日には1.95%と、新発30年債利回りとして4月6日以来 の高水準を付けた。

●ユーロが対ドルでじり高、スペイン協議進展観測で-円78円前半

東京外国為替市場では午後にかけてユーロが対ドルでじり高となっ た。スペイン問題をめぐって協議が進展しているとの観測からユーロを 買い戻す動きが優勢となった。

ユーロ・ドル相場では一時、1ユーロ=1.3004ドルまでユーロ買い が進行。前日の海外市場ではユーロ圏景気指数の悪化などを受け、1週 間ぶりの水準となる1.2920ドルまでユーロ安・ドル高が進んでいた。

新生銀行市場営業本部の政井貴子部長は、「欧州の方はギリシャと スペインの方の結果待ちで、ボールはもう政治家も中央銀行も打ち返し たという感じなので、支援を受けなければならない側にある」と指摘。 「うまく乗り切ればもう一段本格的にユーロの買い戻しになる可能性も ある。ただ、市場はこれまで何度もだまされてきたので、まだ懐疑的な 部分がある」と話していた。

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