世界のアルツハイマー病患者、家族や友人の中で疎外感

認知症の中で最も一般的なアルツハ イマー病の患者と介護者が、病気のために疎外感を感じ、家族や友人な どつながりのある人々から切り離されていると感じていることが、世界 アルツハイマー病リポート2012年版で明らかになった。

国際アルツハイマー病協会が21日発表したリポートによると、認知 症を取り巻くイメージが原因で、患者の約25%が診断結果を隠してお り、40%が日常生活から切り離されていると感じていると回答した。

リポートによると、認知症の人々は世界で約3600万人に上り、この 数は2050年までに3倍以上の1億1500万人に増加する見通し。認知症に 関連するコストは6040億ドル(約47兆2600億円)と推計されている。ア ルツハイマー病協会(シカゴ)のバイスプレジデント、べス・カルマイ ヤー氏は、特に一見、健康な人々が早期に診断を受けられるよう認知症 に関する教育がもっと実施される必要があると指摘する。

カルマイヤー氏は18日の電話インタビューで「早期に診断される人 々が増えており、アルツハイマー病と診断されてショックを受けるほど 早期に診断されている」と説明。「患者が病気について人に話す際には サポートされていると感じることを望んでいる」と語る。

アルツハイマー病協会によると、米国ではアルツハイマー病関連の 医療費などの費用が今年、2000億ドルに上るとみられている。大半を政 府の高齢者向け医療保険制度メディケアと低所得者向けのメディケイド のコストが占める。この額は50年までに1兆1000億ドルに増加すると予 想されている。

原題:Alzheimer’s Isolates Patients From Network of Family, Friends(抜粋)

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