シャープ株が大幅続伸、インテルに出資要請の報道を材料視-東京市場

シャープ株が大幅続伸し、約半月 ぶりの上昇率を記録。米インテルに出資を要請したとする毎日新聞朝刊 など、経営改善策に関する報道が材料視された。会社側が毎日の報道を 否定した後は、上げ幅を縮小した。

株価は朝方に前日比8.4%高まで買われた。日中上昇率としては、 提携先の台湾・鴻海精密工業の郭台銘・最高経営責任者が経営参加意欲 を示したとの報道を受けて4日に記録した12%以来。終値は同10円 (5.0%)高の212円で、出来高は国内上場株で首位。

毎日新聞は、シャープがインテルに300億円超の出資を要請したと 報道。読売新聞も同日付朝刊で、追加の経営改善策として海外2万人の 給与削減などを行うと報じた。共同通信も20日夜、リストラを通じて 来期(2014年3月期)に300億円程度の連結純利益を確保する方針を 金融機関に提示する方向だと伝えた。

エース経済研究所の安田秀樹アナリストは、シャープ株価は毎日の 報道に反応したと分析。しかし、実現した場合でも300億円という額は シャープの資金繰り全体からすれば小規模だと指摘し「株価上昇は一時 的」との見方を示した。

共同は午前11時過ぎ、シャープがインテルとスマートフォン(多 機能携帯電話)用など中小型液晶の分野で業務提携を検討中と報道。日 本経済新聞電子版も午後に入って、シャープが海外の太陽光事業の縮小 を24日にも金融機関に提示し、主力2行が月内に2100億円の追加融資 を決める見通しだと伝えた。

同社広報の中山みゆき氏は日経報道に関し、現在検討中の再建計画 についてはまだ「個別案件や具体的なものについてコメントする段階で はない」と説明。インテルとの業務提携についてもコメントを避けた。

--取材協力 安真理子  Editors:駅義則,室谷哲毅,持田譲二

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