米家計資産:4-6月は0.5%減、不動産上昇も株安が響く

4-6月(第2四半期)の米家計資 産は減少した。住宅価格は2四半期連続で上昇したものの、株価の下落 が響いた。

米連邦準備制度理事会(FRB)が20日発表した資金循環統計によ ると、家計と非営利団体の純資産は前期比3220億ドル(0.5%)減の62 兆7000億ドルとなった。金融資産の価値が7425億ドル低下した一方、不 動産の価値は3817億ドル上昇した。

純資産はなおリセッション(景気後退)前のピークを下回ってい る。

BNPパリバの米国担当エコノミスト、イレーナ・シュルヤティエ バ氏(ニューヨーク在勤)は同統計の発表前に、「資産価値が上がれ ば、支出が増える傾向がある」と指摘。「個人消費の伸びはかなり鈍 い。追加緩和が株価と住宅価格の上昇を通じて個人消費の一助となるこ とを期待している」と述べた。

株式や年金基金の保有分を含む金融資産の価値は51兆9000億ドル と、前四半期の52兆7000億ドルから低下した。

S&P500種株価指数は4-6月期に3.3%下落。欧州の債務危機悪 化と世界的な景気減速に対する懸念から、米国株の時価総額1兆ドル余 りが消失した。米国の追加緩和を背景にS&P500種は7月初めから今 月19日までに7%上昇している。

家計の不動産資産は19兆1000億ドルと、前四半期の18兆7000億ドル から増加した。住宅ローンを除いた含み益の不動産資産全体に占める割 合は43.1%と、前四半期の41.6%から拡大した。

原題:Household Worth in U.S. Fell in Second Quarter as Stocks Dropped(抜粋)

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