IMF:豪州にはなお利下げ余地-財政黒字復帰先送りも可能

国際通貨基金(IMF)は20日、世 界の経済見通しが悪化しても、オーストラリアには一段の利下げ余地が あり、財政収支の黒字復帰を遅らせることができるとの認識を示した。

IMFは4条協議に基づく暫定報告で「インフレ率が目標レンジに 収まると予想され、豪ドル相場が堅調な中で、金融政策は引き続き緩和 的であるべきだ」と指摘。また、今年の豪経済成長率を3.25%と予測し た。1年前の予想とほぼ同水準。

報告は、豪最大の輸出先である中国の経済がハードランディングす る可能性を小さいと捉え、オーストラリア準備銀行(中央銀行)の信頼 性と想定外のショックに迅速に対応できる能力を称賛した。

IMFは「下振れシナリオの影響を和らげるため、準備銀には金利 を引き下げ金融条件を緩和する余地がある」とした上で、「経済見通し が急速に悪化した場合でも、公的債務の水準が適度であることから、当 局は財政黒字への復帰を遅らせることもできる」と分析した。

原題:Australia Has Scope to Cut Rates, Delay Surplus Return, IMF Says(抜粋)

--取材協力:Brendan Murray.

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