薄氏、妻による英国人殺害の事実把握か-側近が報告と新華社

中国国営の新華社通信は19日、英国 人実業家ニール・ヘイウッド氏が殺害された事件を時系列で説明する記 事を配信した。記事は、殺害の事実隠しを詳述しているほか、重慶市の 共産党委員会書記だった薄熙来氏と見られる人物の役割にも初めて言及 した。

記事は、薄氏の元側近である重慶市の元副市長兼公安局長、王立軍 被告が、薄氏の妻、谷開来受刑者によるヘイウッド氏殺害の隠蔽(いん ぺい)をほう助した事実を認めたことに触れている。

1月29日の出来事に関する説明によると、王被告がその日、重慶市 を担当する「主要人物」に対し、谷受刑者が殺害に関与した疑いを報告 したところ、この人物が激高して王被告を平手打ちしたという。新華社 の記事では薄氏の名前は伝えていない。

マイアミ大学の中国専門家、ジューン・ドライヤー教授(政治学) は電話取材に対し、「今後の薄氏の起訴につながり得る手掛かりだ」と 指摘した。

記事はまた、谷受刑者と王被告の供述を基に、昨年11月14日(ヘイ ウッド氏殺害の翌日)の重慶での両者の会話を詳細に伝えている。谷受 刑者は、「王氏に会ったとき私は彼に、ヘイウッド氏と会っていた13日 夜に何が起きたか、どのように毒殺したかを話した」と語ったという。 「王氏は私に、この出来事について考えないようにと言った。これから 先、この件は私とは無関係だと王氏は言い、私に全ての記憶を消し去る ようにと言った。私が心配だと伝えたら、王氏は1-2週間後には状況 は改善するだろうと答えた」という。

重慶市トップを解任された薄氏はこれまでのところ、共産党の規律 に違反したとされているのみ。今年3月以降は公の場に姿を現していな い。

原題:Bo Xilai in Spotlight as China Publishes Heywood Murder Account(抜粋)

--取材協力:Henry Sanderson.

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