指標金利の監督欠如は世界的な問題-IOSCOの内部文書

ロンドン銀行間取引金利 (LIBOR)の不正操作を許した指標金利をめぐる監視体制の欠如は 世界的な問題だ-。証券監督者国際機構(IOSCO)はこうした認識 を持っている。

ブルームバーグ・ニュースが入手したIOSCOが内部限りとして いる討議資料によれば、米国と欧州、アジアで調査した指標金利で実際 の取引を基にしたものは半分以下にとどまった。金利を算出する手法は 不明瞭で透明性がなく、具体的な規制基準や義務に準拠しているのは極 めてまれだという。

河野正道IOSCO議長は14日の声明で、「IOSCOは金融市場 監督当局の国際組織として世界的な指標金利をまとめる活動に対する信 頼回復にしっかりと取り組む」と表明した。IOSCOのカールタ・ビ ッツム報道官は討議資料についてコメントを控えた。

討議資料によれば、指標金利の約80%が銀行などの協会もしくは民 間団体によってまとめられていた。LIBORのような調査を基にした 指標金利は、データ提出の基準が常に客観的だと言えなかったり、金利 と価格に関する判断が求められるケースもあった。実際の取引を基にし た指標金利でも、取りまとめをする団体が実際の金利や価格をめぐり裁 量を持っているという。

--取材協力:Anthony Gnoffo.

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