今日の国内市況(9月20日):株式、債券、為替市場

きょうの国内市場の株式、債券、為替相場 は以下の通り。

●TOPIX6日ぶり反落、円高逆戻りや原油高一服-中国経済懸念も

9月20日(ブルームバーグ):東京株式相場は反落し、TOPI Xは6営業日ぶりに下げた。日本銀行の追加金融緩和を受けて進んだ 円安の動きが反転し、電機や機械、自動車など輸出関連株が下落。原 油価格の上昇トレンドの一服が嫌気され、鉱業など資源関連株が安く、 中国経済への懸念から海運や鉄鋼も売られた。

TOPIXの終値は前日比10.99ポイント(1.4%)安の753.81、 日経平均株価は同145円23銭(1.6%)安の9086円98銭。

ベアリング投信投資顧問の溜学 運用本部長は、「実体経済悪化に 伴う相場の下押し圧力は強く、この水準で上値が重くなってしまう」と 指摘。日銀の金融緩和だけでは実態経済に与える影響は限られるほか、 「中国経済も外需依存が強いだけに、欧米経済が回復しない限り見通し は暗い」との認識を示した。

●債券上昇、米債高や円高・株安で買い優勢-30年利回り4月来高水準

債券相場は上昇。前日の米債相場が根強い景気減速懸念から続伸し たことや国内債市場の良好な需給環境が追い風となった。中国企業の景 況感低迷などを背景とした円高・株安も買い手掛かり。

東京先物市場で中心限月12月物は前日比10銭高の143円67銭で取引 開始。直後に8銭高の143円65銭まで伸び悩んだが、その後は買いが優 勢となった。午後にかけて上げ幅を広げ、引け前には24銭高の143円81 銭に上昇。23銭高い143円80銭で取引を終えた。

みずほ信託銀行債券運用部の吉野剛仁 チーフファンドマネジャー は、日銀を含めた主要国で金融緩和・安定化策が出そろったが、実体経 済の減速に「目が向かいやすいタイミングだ」と指摘。リスク選好の動 きも一服していると語った。「リフレ的な政策対応により、30-40年ゾ ーンは買いづらい」としながらも、短い年限と比べた割安感が出やすい 面もあるとの見方を示した。

●円が反発、日銀緩和受けた円売り一服-欧州警戒で対ユーロ101円台

東京外国為替市場では、円が反発。一時はユーロとドルに対して、 ともに4営業日ぶりの高値を付けた。日本銀行の追加金融緩和を受けた 円売りが一服し、欧州の債務問題が再び意識される中、リスク回避の円 買い圧力が強まる展開となった。

この日のユーロ・円相場は午前の取引で1ユーロ=102円40銭を付 けた後じりじりとユーロ安・円買いが進んだ。午後の取引に入ると円は 一時101円8銭まで上昇した。ドル・円相場も午後には1ドル=78円5 銭まで円高が進んでいる。前日の東京市場では一時79円22銭と、8月22 日以来、約1カ月ぶりの水準までドル高・円安が進行していた。

外為オンライン情報サービス室の佐藤正和顧問は、日銀会合を通過 して、米欧も含めて金融政策という意味では、材料が出尽くしたとし、 スペインやギリシャの欧州債務情勢や、各国のファンダメンタルズ(経 済の基礎的諸条件)の動向が焦点になると指摘した。また、欧州財政問 題国の金利が再び上昇してくるようだと、「ユーロの下値を試すムード が強まりやすい」としている。

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