【個別銘柄】半導体急落、中国関連安い、NTT急伸、ヤマハ発下落

きょうの日本株市場で、株価変動材 料の出た銘柄の終値は以下の通り。

半導体関連株:東京エレクトロン(8035)が前日比5.1%安の3645 円、大日本スクリーン製造(7735)が6.6%安、アドバンテスト (6857)が4.6%安など急落。ゴールドマン・サックス証券では、サム スン電子の設備投資削減についての報道などを踏まえ、2012年と2013年 の半導体設備投資の前年比10%減少を予想。日本での半導体製造装置調 査対象企業の営業利益予想を下方修正した。

中国関連株:コマツ(6301)が3.1%安の1619円、住友金属鉱山 (5713)が2.8%安、商船三井(9104)が3.7%安など。機械や非鉄金 属、海運といった中国経済から恩恵を受けやすい業種が業績懸念で安 い。20日に発表された9月の中国のHSBC製造業購買担当者指数 (PMI)速報値は47.8と、製造業活動の拡大・縮小の分かれ目とな る50を下回った。

原油関連株:国際石油開発帝石(1605)が3.5%安の47万9000円、 石油資源開発(1662)が2%安など軟調。きのうのニューヨーク原油相 場は前日比3.5%安と続落し、6週間ぶりの安値となった。ハリケーン 「アイザック」の影響が薄れて米国内の原油生産と輸入が持ち直したこ とで、先週の原油在庫が3月以来の大幅急増になったことが要因。鉱業 は東証1部業種別下落率の首位。

NTT(9432):7.1%高の3855円。発行済み株式数の3.43%にあ たる4200万株、1500億円を上限に自己株式を取得すると発表した。取得 期間は20日から13年3月29日まで。野村証券では、会社側の自己株式取 得を織り込んで目標株価を従来の3750円から4050円へ引き上げた。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):5.6%安 の1251円。シティグループ証券では、ソーシャルゲームのコスト増など 短期的には業績低迷からの抜本的な脱却は難しいもようだとし、業績を 醸成する誘因の強弱感がきっ抗して当面の株価の刺激材料を見出し難い と分析。投資評価を「買い」から「中立」へ引き下げた。

ソニー(6758):4.6%安の1007円。19日に据え置き型ゲーム機 「プレイステーション3」の小型・軽量モデルを欧米で来週発売するこ となどを発表したが、シティグループ証券ではおおむね想定通りの発表 だったと指摘。期待されたネットワーク事業についてはかろうじて触れ た程度で新機軸は示されず、全体として末広がりな事業展開の印象は持 てなかったとの見解を示した。

ナブテスコ(6268):6.8%安の1501円。ジェフリーズ証券の熊谷 侑大アナリストは、足元の受注減速は明らかであり、業績下振れを懸念 した売りが出ているのではないか、と電話取材で述べた。ブルームバー グ・データによるアナリスト17人の今期営業益予想平均は202億円、直 近4週間で4人が予想を減額。会社計画は242億円。

ヤマハ発動機(7272):3.8%安の744円。19日に行われた二輪車メ ーカー4社の合同記者会見で、中国の公的機関が同社の小型船舶用エン ジン数百台の購入をキャンセルしたことを同社社長が明らかにした、と 共同通信が伝えた。反日デモや日中関係緊迫化による中国ビジネスへの 影響が懸念された。

東海ゴム工業(5191):5.2%安の815円。独立系調査会社TIW は、株価は割安と考えるとしながらも、目先は外部環境悪化などから13 年3月期通期利益計画達成を懸念する展開が予想されると指摘。さらに 円高や値引き要請の高まりなどが国内収益の圧迫要因となっていること が株価の重しとしている。

リコー(7752):1.5%高の727円。現在は前期末比4円増の12.5円 を計画している13年3月期の期末配当について、8円増の16.5円へ引き 上げる公算が大きい、と20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。業績の改 善が鮮明なためとしており、株主配分の強化を期待した買いが増加し た。

東邦チタニウム(5727):3.8%安の758円。13年3月期営業利益予 想を14億円から9億円へ減額修正した。チタン製品の一般工業向け分野 での需要低迷に加え、航空機向け分野でもユーザーによる在庫調整の動 きがあることが要因。クレディ・スイス証券では、先入先出法による原 価法のため下期にかけて原料コストが上昇する見込みだとし、会社計画 は下方修正後もいまだに楽観的と指摘した。

シャープ(6753):1%高の202円。主力取引銀行でない、りそな 銀行や地方銀行などに対し、9月末に返済期限が来る計約680億円の融 資継続を近く要請する方針であることが分かった、と共同通信が19日夕 報道。各金融機関は応じる方向だとしており、資金繰りの改善が期待さ れた。

全日本空輸(9202):2.2%安の176円。野村証券では、公募増資な どで1株利益が約3割弱希薄化したことを考慮したとし、目標株価 を260円から190円に引き下げた。投資判断は「中立」を継続。

アールテック・ウエノ(4573):3.7%高の7万500円。米バイオ医 薬品企業のスキャンポ社が英国で慢性特発性便秘症治療薬「ルビプロス トン」の製造販売承認を取得したことを発表。同社は、スキャンポの 英100%子会社とルビプロストンのEU地域における独占的製造供給契 約を締結しており、将来の業績貢献が期待された。

前田工繊(7821):6.7%安の1680円。設備投資や財務体質強化の ための70万株の公募増資のほか、オーバーアロットメントによる売り出 し10万株を実施するなどと発表。株式需給の悪化懸念から売りが膨らん だ。

エスケーエレクトロニクス(6677):10%安の1万9280円。12年9 月期の最終損益予想を14億円の赤字へ下方修正した。従来予想は7000万 円の黒字だった。大型液晶テレビ市場の回復の遅れを背景として、フォ トマスク受注枚数が従来予定を下回ったことが響く。併せて期末配当予 想を1000円からゼロへ変更した。

フェローテック(6890):5.4%安の315円。独立系調査会社TIW では、12年6月末実績の株価純資産倍率(PBR)0.3倍台でも、予想 株主資本利益率(ROE)は1.06%と収益性は低いことからバリュエー ションに割安感はないと分析。業績予想の下方修正懸念もあるとし、株 価パフォーマンスは引き続き市場平均を下回る恐れがあるとしている。

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