ブラジル株:ボベスパは下落-最近の上昇は行き過ぎとの観測

19日のブラジル株式市場では、指標 のボベスパ指数が下落。ブラジル株のバリュエーション(株価評価)は 約3年ぶりの高水準となっていたが、インフレが景気回復を損なうとの 懸念が広がり、ここ最近の上昇は行き過ぎだったとの見方が強まった。

中南米最大のレンタカー会社、ロカリザ・レンタカーは3.1%値下 がりし、ボベスパ指数の構成銘柄で下落率トップ。モルガン・スタンレ ーが投資判断を「セル」相当に引き下げたことが嫌気された。オンライ ン小売りのB2Wコンパニア・グローバル・ド・バレジョは1.2%安。 国内インフレ率が予想以上に上昇したことが響いた。原油安を背景にブ ラジル石油公社(ペトロブラス)は2.3%下落し、7月31日以来の大幅 安。

ボベスパ指数は前日比0.2%安の61651.83で終了。指数構成銘柄の うち下落は42銘柄、上昇が26銘柄、変わらずが1銘柄。18日終値ベース でアナリストの予想株価収益率(PER)は13.9倍と、2010年1月以来 の高水準となっていた。同指数は6月5日に付けた年初来安値から17% 上昇している。

フトゥーラ・コレトラのアナリスト、ルイス・グスタボ・ペレイラ 氏は電話インタビューで、「ここ最近の株式市場では明るい材料が見ら れたが、依然リスクは残っている」と指摘。「今後はインフレが再び懸 念材料となりそうだ。最新の統計では、すでにインフレが若干の加速が 示されている」と述べた。

ジェトゥリオ・バルガス財団(FGV)がこの日ウェブサイトで公 表した卸売物価と建設関連価格、消費者物価の指標であるIGP-M指 数は、9月10日までの20日間に0.84%上昇した。ブルームバーグがまと めたアナリスト19人の予想中央値は0.75%上昇だった。

原題:Bovespa Falls as Highest Valuation Since 2010 Seen as Excessive(抜粋)

--取材協力:Julia Leite.

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