欧州債:スペイン債続伸、緊縮策堅持と首相表明-ドイツ債堅調

19日の欧州債市場ではスペイン国債 が続伸し、2年債利回りは2週間ぶりの大幅低下となった。ラホイ首相 が財政赤字削減への取り組み堅持を表明したほか、スペインが国家救済 を要請するとの見方も手掛かりとなった。

サエンスデサンタマリタ副首相はスペイン議会で野党議員らを前 に、欧州中央銀行(ECB)が今月発表した国債購入計画について言 及。救済要請国の国債利回りを押し下げる同計画が支えとなり、スペイ ン国債はこのまま推移すれば、月間ベースで1年ぶりの大幅上昇とな る。ドイツ2年債も堅調。この日の入札では応札額が発行額の目標上限 を大幅に上回った。

UBSの債券ストラテジスト、ジャンルカ・ジグリオ氏(ロンドン 在勤)は「スペイン政府は救済要請の可能性を検討しているとしてお り、これが相場にややプラスに働いている」と指摘。「スペインは、自 国が計画している以上に厳格な条件の受け入れが必要だと指図される事 態は避けたがっている。政府は独自の計画を土台に支援を得ようとして いる」と語った。

ロンドン時間午後4時4分現在、スペイン2年債利回りは前日比21 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の3.12%。一時は25b p下げ、4日以降で最も下げた。同国債(表面利率4.75%、2014年7月 償還)の価格は0.36上げ102.865。10年債利回りは19bp低下し て5.71%。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチがまとめた指数に よると、スペイン国債の今月これまでのリターンはプラス4.5%。この ままいけば、プラス5.3%を記録した昨年8月以来最高となる。

ドイツ国債入札

ドイツが実施した2014年9月償還債の入札で、平均落札利回り は0.06%となった。8月22日の前回入札ではゼロだった。応札額は84 億5000万ユーロ。発行額の目標上限は50億ユーロだった。

ドイツ国債の利回りは、2年債が前日比2bp低下の0.06%、10年 債は3bp下げて1.61%となった。

英国債は上昇。10年債利回りは4bp低下の1.84%。今月17日 は1.99%に達し、5月10日以来の高水準を付けていた。

原題:Spanish Bonds Rise as Rajoy Pledges Cuts Amid Rescue Speculation(抜粋) 原題:U.K. 30-Year Break-Even Rate Drops on Inflation Calculation Plan(抜粋)

--取材協力:Ben Sills.

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