イエスが妻に言及、紀元4世紀のパピルスに-米大学教授が発表

紀元4世紀のパピルスの断片に、古 代エジプトのコプト語で「イエスは彼らに言った、私の妻は」と書かれ ていることが分かった。イエス・キリストが結婚していたかどうかをめ ぐり、論争が再燃しそうだ。

同文献は、イエスが妻に言及していることを初めて示しているもの だと、ハーバード神学大学院のカレン・キング教授(神学)が18日、ロ ーマで開かれたコプト語研究国際学会で発表した。パピルスは縦約4セ ンチメートル、横約8センチメートルの大きさで、黒いインクで文字が 記されている。

パピルスと筆跡の鑑定では、文献は本物の可能性が高いと、ニュー ヨーク大学古代世界研究所のロジャー・バグノール所長がハーバードの 発表文で指摘した。キング教授によると、古代キリスト教徒の間では結 婚すべきか独身でいるべきかで意見が分かれており、イエスが結婚して いなかったとする最初の記述は紀元200年ごろに現れるという。

キング教授は記者団との電話会議で、「われわれに分かっているこ との一つは、古代の文献で男性の婚姻関係について言及されるのは非常 にまれだということだ」と述べた。

キング教授によると、かつては女性だけが誰かの姉妹、母、妻とい うように、家族関係を基に記述されていた。イエス・キリストが結婚し ていたかどうかという問題は、後世になって人々がイエスを人生のモデ ルとして掲げるようになってから浮上したという。

原題:Jesus’ Wife Mentioned in Gospel on Fourth-Century Papyrus (1)(抜粋)

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