中国の発行体、起債を延期や中止-インフレ加速懸念で

中国で3つの発行体がこの1週間に 起債を延期あるいは中止した。米連邦準備制度理事会(FRB)の金融 緩和が中国のインフレ加速に拍車を掛けるとの懸念が広がった。

四川高速公路建設開発は18日、月内に予定していた30億元(約370 億円)規模の起債を延期すると発表。中国国家開発銀行(CDB)も起 債を中止し、新奧(中国)燃気投資は先週、起債を先送りした。

中国の8月のインフレ率は5カ月ぶりに加速。前年同月比で2% と、前月の1.8%を上回った。FRBが先週、新たな金融緩和策を発表 したことで、中国資産への投資が拡大し、それが物価上昇につながると の懸念が強まった。中国最大の債券決済機関チャイナボンドによると、 中国の指標となる10年物国債利回りはFRBの13日の発表以来、9ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇して3.57%に達した。

宏源証券の債券アナリスト、範為氏はインフラ投資拡大や食料品値 上がり、米金融緩和を受けて「将来インフレ率は上向きのトレンドをた どるだろう」と指摘。「これは債券市場にとってあまり良い材料ではな い」と述べた。

原題:China Issuers Delay, Cancel Bonds as Inflation Concerns Mount(抜粋)

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