スペイン債は上昇-ECBの国債購入発表後で初の入札こなす

18日の欧州債市場でスペイン10年債 相場が4営業日ぶりに上昇した。スペインはこの日の入札で計46億ユー ロの証券を発行した。欧州中央銀行(ECB)が国債購入計画の詳細を 明らかにして以来、同国による初めての入札となった。

スペイン10年債利回りは前日に続いて6%を突破する場面もあっ た。サエンスデサンタマリア副首相が支援条件が受け入れ可能なもので あれば支援要請を検討すると発言したことを受け、同利回りは下げに転 じた。イタリア国債は3日ぶりに上げた。

ドイツ投資家を対象にした景況感指数は9月もマイナスにとどま り、同国の10年債は堅調に推移した。ユーロ圏の暫定的な救済基金であ る欧州金融安定ファシリティー(EFSF)が実施した182日物債券入 札で、落札利回りはマイナスとなった。

インベステック・バンク(ロンドン)のアナリスト、エリザベス・ アフセス氏は「入札はまずまずの結果で、スペインがもうしばらく持ち こたえることができるとの見方が強まった」と述べた上で、「ECBか ら時間的猶予を与えられたことが示され、それがこの日の圧迫感を少し 和らげた。しかしそれでもスペインはいつか、救済を必要とするだろ う」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、スペイン10年債利回りは前日比8ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の5.90%。一時は6.06% と、7日以来の高水準を付けた。同国債(表面利率5.85%、2022年1月 償還)価格はこの日、0.545上げ99.635。イタリア10年債利回りは5b p下げて5.05%。

ドイツ10年債利回りは前日比3bp低下の1.64%。前日に は1.734%と、4月26日以来の高水準に達した。

ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)がまとめた向こう6カ月 の見通しを示す期待指数は9月にマイナス18.2と、前月のマイナス25.5 を上回った。現状指数は12.6と、2010年6月以来の低水準となった。前 月は18.2だった。

原題:Spanish Bonds Gain After Nation’s First Auction Since ECB Plan(抜粋)

--取材協力:Gabi Thesing、Emma Ross-Thomas.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE