露大統領の配当介入でMICEX指数の予想配当利回り上昇

ロシア企業は配当を引き上げてお り、他の新興市場諸国との配当利回り格差は2009年以来最大となってい る。プーチン大統領が120億ドル(約9400億円)相当の国有資産売却を 前に、配当引き上げを促していることが背景。

ロシア最大の石油生産会社ロスネフチや同国銀行最大手スベルバン クなどMICEX指数構成銘柄の企業がこの1年で支払った配当は過去 最大。ブルームバーグがまとめたアナリスト予想によると、これら企業 は向こう1年間に配当を16%引き上げる見込みで、ブラジル、ロシア、 インド、中国の主要新興4カ国中最大。同指数構成銘柄の予想配当利回 りは3.8%と、MSCI新興市場指数(3.1%)を上回る。両者の差は6 月に3年ぶり高水準の1.1ポイントとなった。

ロシア金融市場への最大の海外投資家であるプロスペリティ・キャ ピタルは、配当引き上げが株価を押し上げると期待するが、その一方で 今回の介入は株主に、プーチン大統領が上場企業に積極的に干渉するこ とを思い起こさせる。

ベアリング・アセット・マネジメントで約40億ドルの資産運用に携 わるマシアス・シラー氏は、6年前に政府が強制的に破産させた石油会 社ユコスのケースとは異なり、今回の配当引き上げはプーチン氏の市場 経済志向を示していると説明した。

原題:Putin Dividend Intervention Lifts Micex Yield to Three-Year High(抜粋)

--取材協力:Ilya Arkhipov、Scott Rose、Lyubov Pronina.

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