中国海洋監視船10隻が尖閣水域に、漁業監視船1隻に加わる

(午後の官房長官会見を受け、第1-3段落を更新します)

【記者:広川高史、Isabel Reynolds】

9月18日(ブルームバーグ):中国の漁業監視船「漁政」1隻が18 日朝、尖閣諸島の魚釣島周辺の接続水域に立ち入ったのに続き、同国の 海洋監視船「海監」10隻が新たに同水域内に入った。藤村修官房長官が 午後の会見で明らかにした。

藤村氏は、中国漁船が大量に尖閣諸島方面に向かっているとの報道 については「我が国接続水域に漁船が大量に存在するという情報はまだ ない」とあらためて述べた。

尖閣諸島の国有化を受け日中間で緊張の高まる中、14日には中国の 国海洋監視船6隻が同諸島の領海に侵入している。18日に確認されたの はこの6隻を含む10隻。藤村氏は、今後これらの公船が再び領海に侵入 した場合などの対応について「いろんな場合を想定している。警戒態勢 に万全を期している」と強調した。

一方、藤村氏は18日午前の会見で、同日午前9時半ごろ、日本人2 人が尖閣諸島の魚釣島に上陸したとの報告を受けたことを明らかにし た。その後、2人は、警察、海保からの警告により、島から退去したと いう。

また、同氏は中国各地で発生しているデモについて「一部が暴徒化 し、日系企業に対する放火や不法侵入、売り場や生産ラインの破壊、略 奪行為が発生している。官民の各種交流事業についても延期や中止とい った影響が出ている」と指摘。「政府として引き続き、在留邦人と日系 企業にさらなる被害が及ぶことのないよう、万全の対応を取ること」を 外交ルートを通じ、中国に重ねて申し入れていると語った。

被害に対する救済などの対応については「中国の国内法に従って行 うべきもの」との原則を示した上で、「日系企業から日本政府に対し て、さまざまな支援の要請があれば、政府としても最大限支援してい く」との方針を示した。

--取材協力:. Editors: 杉本 等, 崎浜秀磨

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