中国8月の新築住宅価格:上昇は35都市に減少-政策懸念後退

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中国の8月の新築住宅価格統計によ ると、値上がりした都市の数が前月から減少し、政府が新たな抑制策を 講じるとの懸念が和らいだ。

国家統計局が18日発表したデータによれば、8月に前月比で値上が りしたのは政府が調査している70都市のうち35都市。7月は49都市と、 過去1年2カ月で最多だった。8月は東部の無錫市や中央部の遵義市な どの伸びが目立った。大都市では北京が値上がりした。値下がりは19都 市。横ばいは16都市だった。

買い手にとって中国人民銀行(中央銀行)が景気浮揚に向けて実施 した2度の利下げが追い風となったが、政府は手頃な住宅価格を確保す るため、2010年4月以来の不動産抑制策を維持すると表明している。国 営の新華社通信は1日、天津市視察中の温家宝首相の発言として、不動 産抑制策が「明白な結果」をもたらしており、不動産価格の過度に急速 な上昇はコントロールされているものの、投機や投資目的の住宅購入を 断固として抑制する必要があるとの見解を示した。

クレディ・スイス・グループの不動産アナリスト、杜勁松氏(香港 在勤)は「値上がりした都市の減少で、一段の不動産抑制策への懸念は 後退した」と指摘。ただ、「実際には大半の都市で住宅価格は依然とし て上昇している」と述べた。

原題:China August Home Prices Rise in Fewer Cities Easing Policy Woes(抜粋)

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