中国のデモ、日本車販売の打撃は昨年の自然災害を上回る恐れ

中国の反日デモによる中国での日本 車販売への打撃は、昨年の自然災害時を上回る可能性がある。中国最大 の自動車ディーラー団体である中国汽車流通協会(CADA)の羅磊副 秘書長が指摘した。

羅副秘書長は、一部の店舗が襲撃や破壊行為を受けたのを受けて、 多くの日本車販売店は今のところ店を閉めていると説明。日本製品の不 買運動に加え、大半の市民は安全への懸念からあえて日本車を購入しな いだろうと語った。

同副秘書長は17日の電話インタビューで、「自然災害による影響は 迅速な解消が可能だが、日本車への敵対感情を消すには長い時間と取り 組みを要する」とし、「私はCADAに10年間勤務しているが、日本車 販売店が被った今回の損害はこれまでの経験で最悪だ」と語った。

調査会社イプソスの自動車担当グローバル責任者、クラウス・パウ ル氏(上海在勤)は、「日中間の対立が長引くほど、反日感情が一般消 費者の間で広がる」とし、「こうした政治的に微妙な状況にあって、日 本のメーカーはマーケティングやコミュニケーションの活動を抑制せざ るを得ない。それが今度は日本のブランド力を大幅に弱め、競合相手に 有利に働く」とみている。

それでも、中国も日本も深刻な紛争は望んでいないため、両国間の 緊張を解決する方法は近いうちに見つかる可能性があり、それは中国に おける日本ブランドの長期的なダメージを回避できることを意味すると パウル氏は語った。

原題:Protests to Hurt Japan Car Sales in China, Dealer Group Says (1)(抜粋)

--取材協力:Allen Wan、Aipeng Soo、萩原ゆき、Chua Kong Ho.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE