グローバル・ストックマーケット・サマリー【アジア・太平洋編】

アジア・オセアニア各株式市場の動 きは以下の通り。

【香港株式市況】

香港株式市場では、ハンセン指数が上値の重い展開となった。米連 邦準備制度理事会(FRB)の景気刺激策でアジア輸出企業向けの需要 が喚起されるとの楽観的な見方が出る一方、米シティグループが来年の 中国の成長率見通しを引き下げたことがマイナス材料。

中国政府系の不動産開発会社チャイナ・リソーシズランド(華潤置 地、1109 HK)は3.4%安。インフレを回避するため中国当局が緩和措置 を手控えるとの見方が広がった。トヨタ自動車やホンダが中国で合弁を 組む広州汽車集団(2238 HK)は、同国で発生した反日デモの激化を嫌 気して4.6%下落。衣料小売りのエスプリ・ホールディングス(330 HK)も下げた。

時価総額で世界2位の取引所運営会社、香港取引所(388 HK) は2.5%高。JPモルガン・チェースによる投資判断の引き上げが好感 された。中国最大の海洋油田会社、中国海洋石油(CNOOC、883 HK)も買われた。

ハンセン指数は前週末比28.33ポイント(0.1%)高の20658.11で終 了。騰落銘柄比率は上昇7に対し下落が約10。ハンセン中国企業株(H 株)指数は0.5%安の9780.92で引けた。

アンプル・アセット・マネジメントの資産運用ディレクター、アレ ックス・ウォン氏は、FRBの刺激策は「金曜日の時点で相当織り込ま れた。一部で利益確定の売りも出ており、相場がさらに大きな上昇を続 けるとは期待できない」と語った。

【中国株式市況】

中国株式相場は下落。中国当局の金融緩和ペースは想定ほど速くな いとの観測に加え、米シティグループが中国の景気鈍化は来年まで続く との見通しを示したことが響き、上海総合指数は10週間ぶりの大幅安と なった。

この約6週間で最大の下げとなった保利房地産集団(600048 CH) が不動産開発関連株の下げを主導。中国での住宅販売減少がマイナス材 料。ばら積み船運航最大手の中国遠洋運輸(集団、601919 CH)は7週 間ぶりの大きな下落。シティグループは輸出需要の低迷を理由に2013年 の中国の成長率見通しを引き下げた。

トヨタ自動車などが中国で合弁を組む広州汽車集団(601238 CH) も安い。中国南方航空(600029 CH)や中国人寿保険(601628 CH)も売 られた。

上海証券取引所の人民元建てA株と外貨建てB株の両方に連動する 上海総合指数は前週末比45.35ポイント(2.1%)安の2078.50で終了。 下落率は7月9日以降で最大となった。上海、深圳両証取のA株に連動 するCSI300指数は前週末比2.5%安の2258.71で引けた。

【インド株式市況】

インド株式相場は上昇。指標のセンセックス30種指数は9営業日続 伸し、ここ5年で最長の連続高となった。インド政府が小売りと航空業 界を外国投資家に開放したほか、インド準備銀行(中央銀行)が予想に 反して市中銀行の預金準備率を引き下げたことが手掛かり。

ボンベイ証券取引所のセンセックス30種は前週末比78.04ポイント (0.4%)高の18542.31で終了。インド中銀の政策発表後には1.4%高と なる場面もあった。9日続伸は、2007年10月3日まで11営業日連続で上 昇して以来最長の上げ。

インドステイト銀行が5.5%上げるなど、銀行株は総じて高い。世 界最大の製油所を所有するリライアンス・インダストリーズは10カ月ぶ り高値を付けた。

【オーストラリア株式市況】

ASX200指数は前週末比12.57ポイント(0.3%)高の4402.53。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比5.23ポイント(0.3%)安の2002.35。

【台湾株式市況】

加権指数は前週末比24.17ポイント(0.3%)高の7762.22。

【シンガポール株式市況】

ST指数は前週末比8.30ポイント(0.3%)高の3078.72。

【マレーシア株式市況】

17日のマレーシア株式市場は祝日のため休場。取引は18日に再開さ れる。

【タイ株式市況】

SET指数は前週末比2.42ポイント(0.2%)高の1278.54。

【インドネシア株式市況】

ジャカルタ総合指数は前週末比1.71ポイント安の4255.28。

【フィリピン株式市況】

フィリピン総合指数は前週末比28.43ポイント(0.5%)高 の5350.90。

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