ECBの国債購入が「崖」もたらす恐れ-国際金融協会が警告

欧州中央銀行(ECB)の国債購入 計画は、対象となる財政難国が条件を満たさずECBが購入を中止した 場合に「崖」から落ちるような効果をもたらすリスクがあると、金融業 界を代表する国際金融協会(IIF)が警告した。

IIFの市場監視グループは16日公表した文書で、ECBによる購 入の停止は市場に「急激な」調整を引き起こす恐れがあると指摘。ま た、ECBの購入には条件が伴うため、支援を求めること自体を控える 国が出てくるかもしれないとも記述した。

ECBの計画は、救済基金に支援を求め条件を受け入れた国の国債 を基金とともに購入する内容。欧州の銀行業界の統合深化に向けた案で は、ECBは来年初めにも一元的に銀行監督の責任を負うことになる。

IIFは銀行監督一元化の時宜を得た実現が救済基金による銀行へ の直接の資本注入を可能にし、市場安定化に役立つとの見解も示した。

ジャック・ド・ラロジエール、デービッド・ドッジ両氏が率いる IIFのリスクグループは欧州各国政府に、経済成長につながる構造改 革を促した。ギリシャの歳出削減計画と次回融資実行の一段の遅れが 「イベントリスクの重大な源だ」とも指摘した。

原題:Finance Industry Warns of ‘Cliff Effect’ in ECB’s Bond Plan(抜粋)

--取材協力:Christine Harper.

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