スペイン10年債利回り、6%を突破-国債入札を週内に控え

17日の欧州債市場ではスペイン国債 が下落し、10年債利回りは一時6%を突破した。同国は週内の入札で、 3年債と10年債合わせて最大45億ユーロ(約4650億円)相当を発行す る。

スペイン2年債は3営業日続落。キプロスで週末にかけて開かれた 欧州連合(EU)財務相会合では、銀行同盟実現へのスケジュールで合 意できなかった。欧州中央銀行(ECB)による国債購入が伴う公算の 支援要請をスペインが差し控えるとの懸念も売り材料。域内で最も安全 とされる資産を求める動きから、ドイツ国債は買われた。

ラボバンク・インターナショナル(ロンドン)の債券ストラテジス ト、リチャード・マクガイア氏は「国債発行が注目されているのは明ら かだ」とし、「入札を前にやや売られているが、スペインが救済要請す るかどうかやその時期をめぐる不透明感で売りが加速した」と語った。

ロンドン時間午後4時7分現在、スペイン10年債利回りは前週末 比20ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.99%。一時 は6.01%に達し、7日以来の高水準を付けた。同国債(表面利 率5.85%)価格は1.435下げ98.99となった。

スペイン2年債利回りは21bp上昇し3.35%。4日以来の最高とな る3.36%まで上げる場面もあった。

スペインは20日に、2015年10月と2022年1月に満期を迎える債券を 発行する。6日の国債入札では35億ユーロ相当を発行。応札倍率は前回 入札を下回った。

イタリア国債も軟調。利回りは10年債が前週末比8bp上昇 の5.09%、2年債は6bp上げて2.32%。

ドイツ10年債利回りは2bp下げ1.68%。一時は1.73%と、4月26 日以来の高水準を付けた。

英国債相場は上昇。4カ月ぶり高水準に達した利回りが、投資家を 引き付けた。10年債利回りは4bp低下の1.93%。一時は1.99%と、5 月10日以来の水準を記録していた。同国債(表面利率1.75%、2022年9 月償還)の価格は0.345上げて98.405。

原題:Spanish 10-Year Yields Rise Above 6% Before This Week’s Sales(抜粋) 原題:Pound Rises for Fifth Day Against Dollar Before Inflation Report(抜粋)

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