中国副主席の2週間の不在-指導部交代リスクを浮き彫りに

中国の習近平国家副主席が2週間ぶ りに公の場に姿を現した。ただ、これまで姿を見せなかった理由につい て公式説明は何もなく、同国の指導部交代の曖昧さにより生じた不確実 性を浮き彫りにした。

中国国営のテレビやラジオ、新華社通信は、習副主席が15日に北京 の中国農業大学を訪問し、1日以来初めて公の場に姿を現したことを報 じた。習副主席の動静はこの間に何も伝えられなかったため、まだ日程 が発表されていない今年の中国共産党大会での同氏への国家主席継承や 健康をめぐり臆測を呼んだ。

情報不足の影響で、中国の次期最高指導者に内定している習副主席 が継承できない場合にどのような事態が起こり、誰が後継者になるのか という懸念に拍車が掛かった。

英外交官として北京に駐在した経歴を持つシドニー大学のケリー・ ブラウン教授は「中国指導部に関する情報公開について、当局の対応の まずさをまさに示すものだ」と指摘。「習副主席の病気や問題は深刻で ないようだが、それならなぜ当局は全てをこれほど厳しく統制しようと するのか。こうした対応が人々の信頼感を損なわせ、神経質で臆病な指 導者を想像させる」と語った。

原題:Xi’s Unexplained Absence Highlights Risk in China Power Handover(抜粋)

--取材協力:Kevin Hamlin、Michael Forsythe、Nicholas Wadhams.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE