【ECB要人発言録】金融政策の機能が正常化しつつある兆候

9月10日から17日までの欧州中央 銀行(ECB)要人らの主な発言は次の通り(記事全文は発言者の氏名 をクリックしてください)。

<9月17日> クーン・ベルギー中銀総裁(ロンドンでのパネル討論会で):(スペイ ンが支援要請しないとの見方が市場で広がれば)程なくスプレッド(利 回り格差)が再び拡大し、スペインは決断をあらためて迫られ、条件付 きプログラムを受け入れざるを得なくなろう。

ノボトニー・オーストリア連銀総裁(ウィーンでのパネル討論会で): 欧州危機は2020年までには収束するだろう。

<9月14日> コンスタンシオ副総裁(マーケット・ニュース・インターナショナルの インタビューで):現時点で金利水準は適切と考える。

ドラギ総裁(ユーロ圏財務相会合後に記者団に対し):(最近の相場上 昇について):現在目にしているのは、機能が一段と正常に戻ってきて いる最初の兆候だ。まだまだ道は長いが、現在のような進展が続けば、 楽観的になれるだろう。

ドラギ総裁(南ドイツ新聞とのインタビューで):(独連邦銀行につい て)常に協調して取り組めれば良いと思うし、実際そうできる場合が多 いが、今は危機への対応について見解が分かれている。

<9月13日> メルシュ・ルクセンブルク中銀総裁(ルクセンブルク中銀の四半期報告 で):不確実性が高まる状況で、経済指標は経済活動の弱さが年内いっ ぱい続くことを示唆している。ユーロ圏の来年の経済活動の回復も極め て漸進的なペースにとどまるだろう。

キプロス中銀のデメトリアデス総裁(ニコシアでのインタビューで): (ECBの国債購入について)結局、実際の行動は不要になるかもしれ ない。中央銀行の無制限の火力に対抗して投機をする人間はいないだろ う。

<9月12日> リイカネン・フィンランド中銀総裁(電子メールで配布した文書で): (国債購入計画について):金融政策の浸透と単一性を守ることがこの 決定の狙いだ。ユーロ圏諸国とECBの責任分担を変えるものではな い。

<9月11日> アスムセン理事(フランクフルトでのイベントで):(救済を受けた国 が条件を履行しなければECBは購入した国債の売却を検討するかとの 問いに)欧州中央銀行法はECBが金融政策の一環として金融市場で証 券を積極的に売買できると規定している。

<9月10日> アスムセン理事(独ZDF局とのインタビューで): (ECBの新たな国債購入プログラムについて)目標や量をあらかじめ 設定しないことが重要だ。市場はいかなる目標をも試そうとするから だ。目標を達成するのに必要なだけの資金を投じると宣言することで、 通貨統合は不可逆でありユーロの存続を疑う賭けは無駄だということを 市場に知らしめたい。

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