自民・石原幹事長:日銀の1%の物価目標は低い-総裁選公開討論会

自民党の石原伸晃幹事長は15日午 後、日銀が当面の金融政策運営にあたって、消費者物価(CPI)の前 年比上昇率1%を目指していることについて「これは低いと思う」との 認識を明らかにした。都内で日本記者クラブが開催した総裁選立候補者 による公開討論会で語った。

総裁選には石原氏と安倍晋三元首相、石破茂前政調会長、町村信孝 元外相、林芳正政調会長代理の5人が立候補している。

石原氏の発言に対し、林氏も米連邦準備制度理事会(FRB)など が2%を目標に掲げていることを挙げ、「せめて2%にしておかなけれ ば円高容認というメッセージを出してしまう」と日銀の目標設定に疑問 を投げ掛けた。

また石原氏は、円は中国の人民元、韓国ウォンなどアジアの通貨に 対して割高になっていると指摘し、「中国や韓国が、台湾も含めてこれ だけ経済圏が大きくなった時に『新興国だからすべて許されるんだ』と いうことは許されない」と是正が必要だとの認識を改めて示した。

一方、石破氏は現行の日銀法について「改正しなくてもできること はたくさんある。日銀の独立性はある程度担保しておかなければならな いが、政府と日銀の協調関係、共に同じ目標を持つことはもっと促進さ れるべきだ」と指摘した。

日銀法改正問題に関し、石破氏は7日のブルームバーグ・ニュース とのインタビューでは「日銀と政府がもっと連携するような法改正は必 要だ」と言及、総裁選公約でも「立法化も含め、政府の財政政策と日銀 の金融政策との連携の強化」を明記していたが、こうした主張をトーン ダウンさせた形だ。

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