欧州債:スペイン債下落、入札予定を嫌気-独英国債も下げる

14日の欧州債市場では、スぺイン10 年債が値下がり。指標銘柄となる国債の入札を来週実施するとの発表が 嫌気された。この日キプロスで開かれたユーロ圏財務相会合がスペイン 救済をめぐる決定を先送りしたことも売り材料。相場は週間ベースでも 下落した。

スペイン2年債も下げた。財務相会合ではスペインが打ち出す経済 改革策を待つこととなり、欧州中央銀行(ECB)の国債購入を伴う公 算が大きい救済要請は差し控えられた。スペインの格付けは、米ムーデ ィーズ・インベスターズ・サービスが見直しを進めている。ドイツ10年 債は週間ベースで2週連続安となり、同期間での利回り上昇幅は昨年11 月以来で最大。米連邦公開市場委員会(FOMC)の量的緩和第3弾の 決定が影響した。

クレディ・アグリコルCIBの債券ストラテジスト、オーランド・ グリーン氏(ロンドン在勤)は「下落防止措置が具体化するまでは、国 債発行は重しだ」と指摘。「スペインの行動が読めない。このまま耐え 抜くつもりなのだろうか。多分市場はそう考えているのだろう」と付け 加えた。

ロンドン時間午後4時50分現在、スペイン10年債利回りは前日比15 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の5.79%。前週末から は16bp上げた。同国債(表面利率5.85%、2022年1月償還)価格 は1.105下げて100.425。2年債利回りは19bp上昇の3.14%。

スペイン政府は10年債(2022年償還、表面利率5.85%)の入札を20 日に実施すると発表。2015年償還債(表面利率3.75%)も同時に発行す るという。

ドイツと英国

ドイツ10年債利回りは15bp上昇して1.71%。一時は16bp上げ て1.72%と、4月30日以来の高水準に達した。前週末からは19bp上 昇。8月31日は1.33%で、ここ2週間の利回り上昇幅は昨年11月25日以 来で最大。

英国債市場では10年債が下落し、利回りが4カ月ぶり高水準を付け た。米国の量的緩和拡大でインフレ加速を見込む向きが増えた。

英10年債利回りは14bp上昇の1.94%。5月10日以来の高さとな る1.97%を付ける場面もあった。同国債(表面利率1.75%、2022年9月 償還)価格は1.24下げ98.165。

原題:Spanish Bonds Drop After Debt-Sale Announcement on Aid Concern(抜粋) 原題:Pound Rises to 4-Month High on Fed Stimulus Boost as Gilts Drop(抜粋)

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