米鉱工業生産指数:8月は09年3月以来の大幅なマイナス

8月の米鉱工業生産指数は景気後退 期にあった2009年3月以来の大幅な低下を記録した。経済成長の柱の一 つが腰折れしつつあるとの懸念が強まりそうだ。

米連邦準備制度理事会(FRB)が発表した8月の鉱工業生産指数 (製造業、鉱業、公益事業の生産を対象、季節調整値)は前月比1.2% 低下した。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の中央値は前月 比横ばいだった。前月は0.5%上昇(速報値0.6%上昇)に下方修正され た。

RBSセキュリティーズの米国担当エコノミスト、ガイ・バーガー 氏は「製造業は明らかに減速している」と指摘。「今回の鉱工業生産指 数では全般的に弱さが示された。経済成長への製造業の貢献度は低下し つつある」と続けた。

鉱工業生産の約75%を占める製造業の生産指数は8月に0.7%低下 した。

FRBはハリケーン「アイザック」の影響でメキシコ湾沿岸地域の 生産が8月末に制限され、全国ベースでの指数を0.3ポイント程度押し 下げたと説明した。

鉱工業設備稼働率は78.2%と、昨年11月以来の低水準に落ち込ん だ。

公益事業の生産は3.6%低下。前月は1.3%上昇だった。鉱業(石油 掘削を含む)の生産は1.8%低下した。

自動車・同部品は4%低下と、ここ1年余りで最大のマイナス。前 月は2.7%の上昇だった。自動車・同部品を除く製造業の生産指数 は0.4%低下。前月は0.2%上昇だった。

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原題:Industrial Production in U.S. Falls by Most Since March 2009 (2)(抜粋)

--取材協力:Ainhoa Goyeneche.

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