バーナンキ議長の資産購入も無制限-失業との闘いが最優先

バーナンキ米連邦準備制度理事会 (FRB)議長は初めて、米経済の状態が自身の目標に近いところに達 するまで債券購入を続けると表明した。FRB始まって以来の革新的な 議長としての評価がこれで固まった形だ。議長の決断は、失業との闘い が今はインフレに関するいかなる懸念よりも優先することを鮮明にし た。

米連邦公開市場委員会(FOMC)は13日、2008年以来で3弾目と なる大規模な資産購入を決めた。今回は最終的な購入額の上限もプログ ラムの終了時期も定めないという異例のものだった。代わりにバーナン キ議長は、労働市場に「持続的改善」が見られるまで景気刺激を継続す ると言明した。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の世界経済調査共同責任者、イ ーサン・ハリス氏は。バーナンキ議長が「景気が本格的に回復するまで 徹底的に闘う覚悟だ」として、「批判の声が議長を制止することはな い。議長は量的緩和が景気回復に役立つと信じているし、インフレ回避 に自信を持っている。だから、景気が本当に好転するまで続けるだろ う」と話した。

FOMC決定を受けて株式相場は上昇。米株の指標であるS& P500種株価指数は2007年以来の水準まで上げた。FOMCは住宅ロー ン担保証券(MBS)を毎月400億ドル購入すると発表。さらに、ゼロ 金利政策を継続する期間も延長した。

バーナンキ議長は当面の景気過熱のリスクはないとの認識も示し た。FRBは1990年半ば以来、物価安定の責務を果たしてきたとし、高 い信頼を得ていると指摘した。

原題:Bernanke Open-Ended Battle for Jobs Eclipses Inflation Concerns(抜粋)

--取材協力:Jeff Kearns、Joshua Zumbrun、Steve Matthews.

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