財務相:追加緩和は米経済への危機感の表れ-日銀は適宜適切に対応を

安住淳財務相は14日午前の閣議後会 見で、米連邦公開市場委員会(FOMC)が量的緩和第3弾(QE3) の実施を表明したことを受け、「米国経済の現状に対する危機感の表 れ」との見解を示した。その上で「市場も好感を持って迎え入れてい る」とし、「景気浮揚に対する決意は十分に感じられる」と評価した。

一方、19、20日の両日開かれる日本銀行の金融政策決定会合に向 け、「国内の経済状況を受けて、日銀が適宜適切に対応していただきた い」と要望。「物価の1%目標に向けてさまざまな対応をしかるべき時 にしっかり対応するという点では白川総裁と考え方の齟齬(そご)はな い」と語った。

FOMCの開催に前後して円ドル相場が1ドル=77円台の円高に振 れていることに対して「最近の一方的な円高の動きは日本経済の実態を 反映していない」と指摘。「こういった動きを看過することはできな い。行き過ぎた動きについてはあらゆる措置を排除せず、必要な時には 断固として行動する」と強調した。米国や主要7カ国(G7)との電話 会談の有無については「ノーコメント」と述べるにとどめた。

野田佳彦首相が12日、今年度補正予算編成の必要性を明言したこと については「日程やボリュームを決めたということはない。日本経済に 少し懸念材料が出てきており、財政の側から何らかの対応が必要か検討 する部分もあるという示唆だ」と述べ、国内需要や輸出の傾向を見た上 で、必要があれば措置を講ずるとの認識を示した。

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