尖閣周辺で領海侵入の中国監視船6隻、退去-今後も警戒と藤村氏

尖閣諸島の国有化を受けて日中間で 緊張が高まる中、中国の海洋監視船が14日朝、相次いで同諸島周辺の日 本の領海に侵入した。藤村修官房長官は閣議後会見で、河相周夫外務事 務次官が中国の程永華駐日大使を外務省に招致し、強く抗議するととも に、監視船がただちに領海から退去するよう強く申し入れたことを明ら かにした。中国船は午後1時半ごろまでにすべて領海から退去したとい う。

第11管区海上保安本部(沖縄県那覇市)の発表によると、日本の接 続水域を航行していた監視船「海監51」、「海監66」は午前6時過ぎ に、「海監50」、「海監26」、「海監27」、「海監15」が同7時過ぎに 相次いで領海侵入した。

NHKは、これらの6隻を含めて中国政府の船、合わせて8隻が尖 閣諸島周辺で同日朝、航行しているのが確認されたと報じた。藤村氏は 午後の会見で、6隻は領海から退去後、午後2時38分ごろまでに接続水 域からも出たという現地からの報告を明らかにした。

藤村氏は閣議後会見で「尖閣諸島が日本固有の領土であることは歴 史的にも国際法上も明らかだ」と強調。「今回、領海侵入事案が発生し たことは誠に遺憾であり、中国側に対しただちに領海より退去するよう 強く要求している」と語った。午後の会見では「今後とも関係省庁の連 携、協力の下で尖閣諸島周辺の警戒監視と領海警備に万全を期したい」 と述べた。

一方、中国各地で邦人に対す暴力事件が相次いでいることについて 同氏は閣議後会見で「在留邦人に対してはデモ関連の情報提供や中国滞 在中の行動に対する注意喚起は行っている」と述べた。また今回、中国 大使を呼んだ際も「事務次官から在留邦人の安全に万全を期すよう強く 要請しているところだ」と語った。

--取材協力:. Editors: 杉本 等, 浅井秀樹

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