支援要請に消極的なスペイン首相、市場が決意試す

スペインのラホイ首相は、どう転ん でも批判を受けることになるだろう。

選挙公約を撤回して増税や歳出削減に動き支持率が低下したラホイ 首相は、救済条件を満たすことに伴う政治的コストを考えて支援要請に は後ろ向きだ。ただ支援要請しなければ、欧州中央銀行(ECB)の支 援策を利用するとの期待感などで低下したスペイン国債の利回りが再び 上昇に転じる恐れもある。

市場から行動を迫られることになるラホイ首相は痛みを先送りして いるだけではないかと、プリンシパル・インベストメント・マネジメン ト(ロンドン)の債券責任者、クレイグ・ベイセイ氏ら投資家はみてい る。

ベイセイ氏は「利回りが十分に低下してきているため、スペインは 全面的な救済の受け入れを急ぐ必要があると感じていない」と指摘。 「消極的なままであれば、市場の態度は変わる。短期の政治的見せかけ の行動の一端にすぎない。スペインは適切な支援要請の方向に動くよう 市場から強いられるだろう」と予想した。

スペインが入札を予定している来週にも圧力が高まる可能性があ る。キプロスで14日開かれる欧州連合(EU)財務相理事会では、支援 に対するスペインの姿勢が議題になる。フランスはスペインに対し、 EUへの支援要請を強く求める立場とされる。

スペインの10年物国債利回りは5日から71ベーシスポイント(b p、1bp=0.01ポイント)低下。その翌日には、ECBのドラギ総裁 が、ユーロ圏の救済基金にまず支援を要請することを条件にECBが財 政難にある国の国債を購入する可能性を示した。

原題:Rajoy Resolve to Avoid Aid Tested by Bond Euphoria: Euro Credit(抜粋)

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